真夏の一日にカーテンを閉め切って
真夏の一日に、カーテンを閉め切っている。
圧倒的な太陽の光が虚しさを誘う。
もう、30年以上、ゴミ部屋で、こんな生活をしている。
逃亡者癖がついてしまって、真夏でも開放的になれない。
一階の借家に住んでいたときは、年中、閉め切っていたけど……。
今は違うのに、年中、閉め切っている。
世の中の人は、海に出かけたり、山の渓谷でキャンプをしたり、花火をしたり……、きっと、この季節を満喫しているに違いない。
生涯、誰とも出会えない人生と運命を、1分1秒単位で考える。
私は、ただ、死ぬためだけに生き、人生の全ての時間を使って、最後の日までの時間潰しをしているだけ……。
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