ひきこもり(なぜ、私を差し置いてそっちが支援の対象になる?)

本来、『ひきこもり』という言葉の範囲は広いはず……。

今は定義づけされていて、それに沿った内容が『ひきこもり』と表現されている。

10代からこの世に会話の相手とメールの相手が1人もいない天涯孤独の私は、残念ながら、これに該当しない。

重度の障害で、自分で稼いだおカネがゼロになるまで1人暮らしの借家にひきこもっていても、「だから何なんだ?」というだけ……。

動かない身体と壊れた精神で、排泄物垂れ流し生活を送っていたとしても関係ない。

そのまま家賃が払えなくなって追い出されて、路上に落ちても、それも問題にならない。

路上に落ちたあと、生きるために窃盗して逮捕されたら、今度は『努力・我慢・行動・ポジティブ・前向き・プラス思考・諦めない・強い……』が足りない奴という扱い……。

最終的に、私の人生経験では、いろんな窓口をたらい回しにされて、ゴミクズみたいに扱われて終わり……。

動かない身体と壊れた精神、それに数々の診断書を持参しても、誰からも相手にされない。

社会問題ではないらしい。

税金も、保険料も、年金も、それまで全部自力で払ってきたのに……。

いざとなったら、公的支援は、保証人がいないという理由で却下……。


天涯孤独は、私のせいではない!


それなのに、なぜか、親と同居している息子(娘)が仕事をせず、生まれたときから、ずっと、その家で暮らしていることを『ひきこもり』問題として、勝手に社会問題化している。

なぜ、私を差し置いて、そっちが支援の対象になるのかがわからない。

結局、家族主義国家日本では、家族という単位が最小単位で、それ以下の単位になっている奴はカウントされないし、人間(国民)扱いされない。

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