これほどまでのゴミが、自殺もできずに……

中年バイト生活を始めてから何年になるだろうか……。

職場で、5メートルから10メートルくらい離れたところから、30歳近く年下の美女を眺める私……。

たまに、不用意に目が合うことがある。

私の異様な雰囲気は、一瞬で、相手に危険人物であることが伝わるようだ。

相手が私から距離を取っていくことがわかる。

初対面のときはそうではない。

そういうのは、徐々にわかっていくものだ。

幸せと成長を手にした私の同年代たちは、彼女から見れば、父親同然だ。

同年代の男たちとは、まるで、父親と話すかのように、親しく楽しそうに話しているを見かける。

私が彼女と話をすることは、たとえ業務上の会話であっても無い。

今後も無いだろう。

なぜ、意識して眺める?これは恋なのだろうか?と自問自答していると、惨めでたまらない。

これほどまでのゴミが、自殺もできずにいるなんて……。

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