これほどまでのゴミが、自殺もできずに……
中年バイト生活を始めてから何年になるだろうか……。
職場で、5メートルから10メートルくらい離れたところから、30歳近く年下の美女を眺める私……。
たまに、不用意に目が合うことがある。
私の異様な雰囲気は、一瞬で、相手に危険人物であることが伝わるようだ。
相手が私から距離を取っていくことがわかる。
初対面のときはそうではない。
そういうのは、徐々にわかっていくものだ。
幸せと成長を手にした私の同年代たちは、彼女から見れば、父親同然だ。
同年代の男たちとは、まるで、父親と話すかのように、親しく楽しそうに話しているを見かける。
私が彼女と話をすることは、たとえ業務上の会話であっても無い。
今後も無いだろう。
なぜ、意識して眺める?これは恋なのだろうか?と自問自答していると、惨めでたまらない。
これほどまでのゴミが、自殺もできずにいるなんて……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。