第6話  間違い電話①

小噺を一つ


俺が大学生か高校生の頃の話


昔の携帯電話って間違い電話とか間違いメールって


結構あったんだよな。(俺の場合だけかもしれんけど)


で、俺は結構気になってでちゃうタイプの人間なんだ。


それも大概昼寝してる時にかかってくるからタチが悪い。


その日も気持ちよく昼寝してたら、枕元の携帯が鳴ったんだ。


俺「ふぁ、ふぁーい」


??「モシモシ、シャチョサーン。ナンデキテクレナイ?」


俺「え、あ、ちょ、え?」


??「ナンデキテクレナイヨ?」


俺「え?誰??」


??「リエチャンダヨ。ハヤクキテヨ」


俺「いや……間違ってますよ」


リエチャン「ンン?ワカラナイヨ。」


俺「間違ってます。掛けなおしてください」


リエチャン「ワカラナイヨ。ハヤクキテヨ。マテールヨ。」


ガチャ


ツーツー


明らかにフィリピンパブか何かの外人さんの営業だろう。


誓って俺は今までそんな店に行ったことはないからな。


どうせ間違い電話ならメグライアンが良かったな~





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