MNから

 英雄組織と組んだはいいが、英雄組織は忍隊を睨んでいるだけで実際には戦力にはならない。

 忍隊の方も何処かと組んできそうだと思ったんだが、そういった様子は見えない。

 相変わらず、妨害行為は絶えないし、烏などの街中の動物の異変はニュースになって調査されてまではいるのに変化無し。

 拉致された仲間は、戻ってこない。

 もう殺されたのか、まだ生きているのか、それさえ伺えない。

 それに関する話はまったくない。

 保護対象だとはいえ、それをいい事にかなり酷い手を使われた。

 守られているといっても、黙ってはいられない。

 だからと潰してしまったら、意味が無い。

 既に六人が殺されていて、死体回収もされている。

 残す四人についての話もされていないということは、まだ一人くらいは残っているはず。

 忍隊の拠点を探ってはいるが、まったくわからない。

 それさえわかれば、そこに乗り込んで死体を奪う。

 逆転勝ちを狙うしかない状況だ。

 このままでは負け確定。

 どうしても盛り返したい。

 さて、どうするべきか。

 動けない。

 ここの修理と怪我人の治療で、荒れている。

 打破策を…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る