第3話 中央部生徒会の愉快な日常
始まりに大層な扱いを受け、一目置かれている彼らだが、やっていることや会話は、普通の中学生とさほど変わりはない。ここで少し、彼らの放課後を見てみよう。
黄野「ねぇ匡っち!俺髪切ったんスけど、今のと前のどっちが良いとおもうっスか?」
青山「あ?お前髪切ったか?」
黄野「ひどいっス!鞠っちなら分かってくれるっスよね?」
緑川「…お前の髪なんぞに興味はない」
黄野「ま、鞠っちまでぇぇ…紫吹っちはそんなこと言わないっスよね?」
阿辺「え~興味な~い。それより祥やん、これ美味しいよ~」
灰田「あ、本当ですね。美味しいです。」
黄野「わぁ天国…じゃなくて!祥っちぃ~みんながひどいんスよぉ…祥っちなら分かってくれるっスよね⁈お願いだから「うん」って言って!」
灰田「…すいません、聞いていませんでした。何でしょう?」
黄野「髪切ったんスよ!どうっスか?」
灰田「え…極めてどうでもいいんですけどこれどう対応するべきですかね。(いいんじゃないですか?)」
黄野「多分だけど、本音と建て前逆っス!」
灰田「おや、僕としたことが」
青山「何気に一番ひどいのって祥だよな。」
灰田「君は黙っててください。」
青山「はい」
黄野「ふぇぇ征っちぃ~みんながひd
赤坂「五月蠅い。僕は見ての通り忙しいんだ。下らないことで僕を呼ぶな」
すませんっした」
・・・・・
黄野「(はぁ、結局何も言われなかったっス…確かに能力値は皆と比べたら全然だけど、もう少し優しくしてもばちは当たらないと思うっス…)」
黒岩「あ!黄野くん!仕事も一段落したし、カフェ行こ、カフェ‼︎」
黄野「あぁ、はいっス」
黒岩「?(何時もよりテンションが低いな。どうsあっ!いや、でもなぁ〜流石にそこまで子供じゃないだろうし、いや、でも黄野くんだしなぁ…うん。一応聞いとこう。ないかな〜…いや、でも、う〜ん)黄野くん、その髪型とても似合ってるね。イケメンだから何でも似合うんだろうけど、僕は今の髪型が凄く良いと思う。」
黄野「えっ…(真逆、哲っちに考えてる事バレてる⁈うわ、そんなに顔に出してたっけ…恥づっっ‼︎)」
黒岩「(やっぱ違うよね!うん。分かってた‼︎いや、けど黄野くんなら有り得るんだもん‼︎しょうがないじゃん!)」
黄野「哲っち…」
黒岩「(…あれ?怒った?そりゃそうだね!今すっっごい失礼な事思った気がするわ!ん?これもしかしなくても僕、不敬罪で逮捕?処刑?うわぁお父さんお母さんごめんなさい。僕、最大の親不孝者でした。
黄野「哲っち…
格好良すぎっスよぉ〜もう本当ありがとうっス!お陰で元気出たっス!」
黒岩「し、死ななくて良かったぁ〜!
さて、この後突然の黒岩くんの常軌を逸した行動(魂の叫び(笑))に驚いた黄野くんに病院に連れてかれそうになっていたけれどそれはまた別のお話で。
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