幕間
密談1
「どう見る?
長らくの沈黙を破り、
今、
「
「まあ、あれだけ素早く見破られては、出るに出られんて……。あの小僧、部屋に入るなり我らを見つけよった」
「
坊主頭をなでた
「俺は何も言ってないぞ。まあ、アイツが見破ったのは確かだよ。『熟練の
両手を上げ、降参の意志を示す
「――どう見るという質問じゃったな。その前に一つ聞いておくぞ、
「戦闘中だったオレにそれを聞くか? お仲間が見てただろうが……。そうだな、どうやら失敗したようだ。お嬢は何も降ろしていない。それはお嬢の顔を見ればよくわかる」
「ふむ。やはりな……。
その矛先を
「
「詭弁よの。まあ、よいわ。いざとなれば、根の国を封じることも可能じゃろう。あの娘を人柱にすればな。この世と娘。お主も選択せねばなるまい。酷な事よの、じゃが、お主が選択せぬのであれば……」
僅かに口元をほころばせ、
だが、
「まあ、今は良いわ。話を元に戻そうか。どう見るという事じゃったな。記憶がない。卓越した能力。しかも、身に着けておる
ただ一人を除いては――。
扇子で自らを
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