第3部 「帰還」編

第17話 大蛇と天気雨(前)

「僕たちはこんなこともできるんだ」

「ん、何が?」

 隣で同じ歩調で歩いていたリリィの足が止まった。

 雨上がりの黒々としたアスファルトは大蛇の鱗のようだった。真新しく、補修された跡もなければ亀裂が走っている箇所も見当たらない。強い陽射しを艶めかしく照らし返している。それだけではない。一本道で分岐もしていなければ、直角に折れ曲がってもいない。緩やかな弧を描きながら山の合間を這いながら延びている。その姿は大蛇以外の何ものも連想させられなかった。

 青空が深くまで広がり、高いところではぐれ雲が漂っている程度だった。それらの雲からは雨の気配は感じられない。景色をどっぷりと濡らした雨はたちまち熱せられ、山間に溜まった空気は、雨と山の匂いを吸収してより濃密にまとわりついてくる。ググゥとリリィの気持ちを酔わせたまま、醒まさせはしなかった。

 ググゥはしかめた表情を張りつかせて空を睨んだ。

「ふと思ったんだ。川の流れを逆らって上流を目指して歩いてみたり、途中で山を登ってみたり。自分たちで考え、今は、あえて選んで川沿いの道から逸れて歩いている。こういうこともできるんだなって」

「この道は嫌だった?」

 傾げられたリリィの顔は明らかに少し困っている表情だった。もしくは何かしらの疲労が溜まっているようで、一段と生気が感じられなかった。それは振り返ったリリィが逆光に呑み込まれているからだろうか。それくらいに陽射しは強い。それとも、受け止めるググゥの心も疲れていたからだろうか。


――かつては空の高みを目指して飛翔し、風の吹くままに空を渡る生活を送っていた。

 それが一変して、逃避するように知らない風に紛れてこの国に流れ着き、翼を失った。それからの数年は、『平和の象徴』の一族のコロニーで逗留生活を送ることになる。

 あの頃は果てしなく怠惰で息苦しかった。気持ちのやり場を失っていた日々でもあった。思い返してみれば、やりきれない気持ちは置かれた状況を無理して抜け出そうとあがいていたからであって、動かずに総てを受け入れることができていたのであれば、それなりに安穏した生活を築くことができたのかもしれない。『憂鬱の微笑』に微笑まれるままに。『永承の砂浜』で感情を鈍化させていくことによって。しかし、それではリリィと出会うことはなかった。

 春先のまだ寒い時分だった。リリィと出会ってからは毎夜会いに『陸の孤島』へ渡った。言葉を重ねていくことで新たな可能性が芽吹き、ふたりで川の上流を目指して歩くことにした。目的は上流の澄み渡った水で一緒に泳ぐこと。それ以外は決めていなく、今もまだ決まっていない。途中、道路の工事というアクシデントに見舞われて山を登ってみることにした。初めての寄り道であり、ふたりで成した最初の出来事だった。山頂では忘れられない一夜を過ごした。その翌日、リリィは自分が育ったという山の向こう側を指差し、その示された山のような緑の深い道を、今は歩いている。季節は雨の季節を終え、真夏を迎えていた。

 下山してからは再び川沿いの道に合流することができ、ひたすら歩き続けた。ここまで歩き続けると、川の表情が変わることはなかった。水は充分に澄んだままで、上流を目指してもこれ以上澄むものなのかと訝ってしまうほどだった。道路から首を伸ばしてみただけでも川底の小石の色や模様まで鮮明に捉えることができた。ただ、泳ぐにはあまりにも浅すぎる。何よりここで泳いでしまっては旅が終わってしまう。

 川と違って、周囲の山々の景色は変化し続けていた。川の流れも道路も民家も畑も総てが、せめぎ合う山の地形に支配されていた。民家と畑は僅かな平地に点在しているだけ。陽が山の向こうに落ちただけで山間は巨大な影に呑み込まれ、完全に沈みきってしまうと、深い闇に包まれた。道路沿いに外灯はもうない。遠くで漏れている民家の灯かりも地上に落ちた六等星のようで頼りなかった。

 山頂を降ってから満月を迎えた夜があった。

 その晩はよく晴れていた。蒼白い明かりが柔らかく落ちてきて、稜線が夜空に滲んで美しかった。青の世界に満たされた深海の底を歩いているような気持ちになった。その晩は眠ることがもったいなくて、リリィと一緒にずっと夜を眺めた。

 次第に月は欠け始める。夜になれば、高らかにそびえている山も宵の帳の裏へと姿を消す、いつもの夜に戻った。三日月へと痩せ、新月を迎えると、隣のリリィの顔さえも自動車が通り過ぎない限りは確認できなくなった。

 登山という寄り道をする前までは、陽が落ちて暗くなると歩くことをやめ、ひたすらに眠って夜をやり過ごした。下山してからは、どちらかというと夜道を好んで歩くようになった。眠たくなれば、明るいうちでも木陰を見つけて昼寝をした。浅い川を渡って山側へ行けば、休憩できそうな場所を簡単に見つけることができた。

 昼と夜の規則も拘束も弱くなった。結果、ふたりは深い山間を歩き続けながら、さらに世間の営みからはみ出していく形へ転がっていった。明かりの乏しい夜道では、自然と歩幅も狭くなり、進む距離も短くなる。非効率かつ非健全な選択であることは理解していた。夜や宵や闇といった得体の知れないものに引っ張られているような危うさが心にも体にもまとわりついていた。しかし好んで夜歩くことを止められなかった。

 そもそもなぜ夜歩くことを求めるようになったのか。理由やきっかけは思い出せなかったが、数歩先も満足に見えない世界を、隣のせせらぎを頼りに歩くことは楽しかった。それは事実だった。カーブになればガードレールにぶつかったり、よろけたりすることもあった。危険であることも承知していた。お互いの姿が見えないからこそ、片時も手離すことはしなかった。

 外界を閉ざした深い闇は、脳の一部に麻酔をかけたのかもしれない。言葉を重ねる余裕はなかった。視界を奪われた緊張感に絶えず曝され続ける。それでも汗ばんだ手の感触を確かめながら歩くことを止めようとは思わなかった。おそらくリリィも同じ気持ちだったのだと思う。言葉という先導する行燈を消し、手探りで歩き続ける緊張感を求め、手から伝わるお互いの存在感を鋭敏に身体の内側に刻むことが不可欠だった。漠然とした不安を感じるたびに首をもたげる『憂鬱の微笑』。その魔物を鎮めるには。もしくは殺すためには。再びその厄介な存在は、胸焼けのように喉のすぐ下まで這い上がってきていた。おそらくリリィも似た何かを抱えているのだろう。この頃には確信へと変わりつつあった。

 神経をすり減らしながら夜道を歩き続け、身体も心も疲れ始めたある朝の出来事だった。これから先の運命を決定づける分岐路と出くわすことになった。登山の案内板を見つけたときと同じだった。

 分かれ道というのは、いつも心に準備を与える間もなく現れる。歩いている道は相変わらず川と並走しているが、行く手を遮るように一つの山が正面に立ちはばかった。川と今歩いている道はその山を嫌うように南側へ沿って逸れていく。北側は開通したばかりのような真新しい道路が延びていた。南側の旧道がこれまでのように等高線をなぞりながら細々と山間を蛇行しているのに対して、新しい道路は自然の地形に逆らっているような印象を受けた。山々に挑むように斜面の一部を削って進路を切り開いているように見える。その姿は力強かったが、強い違和感がググゥの胸に突き刺さった。

 リリィは南北に分かれている道の真ん中で立ち止まる。

 幸いにして自動車が来る気配はない。無言のまま顎を僅かに上げて問題の山と対峙しているようだった。黙ったまま見守ることにした。結論は分かっていたのだから。ところが、リリィの指先は迷うことなく北側の黒々としたアスファルトの道を指したのだ。

 これには驚いた。無難に南側の旧道を選べば、間違いなくこれまでと同じ景色を横目に歩くことができる。安全に目的の場所へたどり着くことができるだろう。安全が保障されているように思えた。

 もう一度リリィの指先に焦点を合わせてから北側の道を見やった。

 脱皮したばかりの蛇の背のようだった。アスファルトは生々しかった。拍車をかけるのは雨上がりの蒸した匂いと汗ばむほどに照り返してくる熱気だった。大蛇の鱗のような道は這いながら遠くの山々へ消えていく。北側の景色をそのように捉えると、山全体も大蛇が巣食っている不気味な住処に思えた。緑も恐ろしいほどに濃い。これまでよりもいっそう山深そうだった。ここまで山間の道を歩いてきただけに容易に想像できる。身構えずにはいられないほどに陰鬱とした気配が足元まで漂っていた。リリィがこの異様さに立ち向かえるとは思えなかった。先ほど感じた違和感の一因はこれに違いない。もし止めることができるのならば、この瞬間において他にないだろう。それに川の流れから離れることにもなる。

「こっちの道を歩いても、必ずまたこの川と合流することができるから」

 考えを見透かされたのだろうか、リリィはまず川の問題を牽制してきた。

 振り向いたリリィの表情は、息を呑んでしまうほどに真剣そのものだった。目は少し大きく見開かれていて、見方を変えれば感情を読み取られないように気張っているようでもあった。そしてググゥが何かを喋ろうとしている口の動きを見切ってか、表情を柔らかく崩して微笑んだ。

「このあたりの地理はだいたい頭に入ってるから心配しないで。最初は遠回りに思えるだろうけど、間違いなく合流できるから大丈夫よ」

 リリィの言葉に押し切られた。もちろん反対したい気持ちはある。この分岐路は極めて危険だ。もっと話し合って慎重に決めるべきだ、と。これは登山のときとは明らかに違うのだから。まず先が見えない。あまりにも不吉すぎる魔手が手招きしているように思えてならなかった。

 眼差しに負けたのではない。反対を唱える声は舌の裏まで駆け上がっていたが、声を詰まらせたのは、リリィの微笑みによるものだった。微笑みによって判断力を欠いてしまったのかもしれなかった。

 北側の道を選ぶからには、何か見せたいものがこの先にあるのかもしれないと頭を過ったのだ。しかし確認もしないで、この思い込みに飛びつくのは軽率だ。不確かな希望に賭けて身を危険に曝すわけにはいかない。それに消化しきれない疑念はまだ頭の隅でくすぶり、警告を鳴らし続けていた。北側の道は明らかに新しすぎる。リリィは本当にこの道路の存在を知っているのだろうか。そこで思考はどん詰まりにぶち当たったが、すぐに新たな可能性が浮かんだ。逆だ。南側の道にはどうしても避けたい何かがあるのかもしれない、と。そうであれば南側の道を選ぶわけにはいかない。何もかもが推測ばかりで、結局、南側の道を歩きたいという具体的な声にはならなかった。

 北側の道路は想像と違わなかった。すぐに後悔することになった。歩き続けるうちに周囲の緑は濃くなる。緊張にさらされた背中は陰鬱な気持ちに押されて丸くなる。陽が届かなくて暗いという理由だけではなかった。のっぺりとした新しいアスファルトが、茂った雑木を割って伸びている様が気持ち悪かった。濃い緑の影がまだらに落ち、水溜りは迷彩のように梢を映し返している。やはり眠っている大蛇の背を歩いている気分から抜け出すことはできなかった。だから、大蛇を起こしてはなるまいと口数は減り、無口にもなった。

 民家や畑など生活の営みを感じさせてくれるものはなかった。おそらくこの道は主要地同士を結ぶためのバイパスの類なのだろう。沿線の発展との関連は皆無で、だからというわけではないだろうが、管理もあまり行き届いていないと思われた。

 道路から逸れて雑木に頭から突っ込んでいる自動車を見つけたときは、ふたりとも目を大きく見開いて足早に去った。後ろのナンバープレートは曲がり、窓は土煙で曇ってよく見えなかったが、毛布らしきものが目隠しのように内側から窓を覆っていた。ホイールには錆が浮き、二度と走り出すような様子はなかった。つまり自動車は死んでいた。さすがにここまで強烈に背筋を凍らせるものは多くなかったが、歩くにつれて、つまりは山の懐により深く進むにつれて、木立の幹の脇やガードレールには、脱ぎ捨てられた下着や靴が散らかっているのを目にするようになった。雨曝しになった手帳を見つけてしまったときには、余計な想像を働かせてしまい、逃げるように先を急いだ。

 この道ではさすがに夜中に歩くという気にはなれなかった。必要以上にくっついては、お互いに背を丸めながら長い夜を過ごした。雑木側に背を向けて振り向かないように注意しながら。宵の向こう、さらに深い山の懐に目を凝らしてしまったものなら、雑木の闇の奥へ引きずり込まれてしまうような気がしてならなかった。そういう日々を重ねたものだから、ググゥはともかく、リリィは日中でも無表情でいることが多くなり、白い肌は以前よりも蒼白くなった。壊れてしまいそうだった。昼間に歩いているときでさえも、触れる手足はどことなく冷たいように感じられて心配で堪らなかった。

 しかしいつまでも陰鬱な雑木林を彷徨っているような道は続かなかった。

 大蛇の背を思わせる道路の印象は変わらなかったが、視界は開けた。強い風にも曝された。山の谷間を繋ぐ高架橋を渡ったときには、久しぶりに空からの景色を思い出し懐かしい気持ちにもなった。怯えながらも歩き続けた結果、知らず知らずに標高は上がり、稜線を見下ろしていたのだった。山間の気流の影響だろうか、ちぎれた雲がずいぶんと低いところで流れている。あと少しで雲にも触れそうだね、と言ったリリィの言葉が印象的だった。特別な言葉ではないが、ググゥの気持ちがその雲のように少し軽くなったことは確かだった。まだこの北側のルートを選んだことが正解とはどうにも思えなかったが、道が続く限りリリィの破綻、リリィとの関係が破綻することはないような気がした。

 ある朝方、ググゥは先に目が覚めてガードレールに飛び乗った。その先は崖になっていて足元は見えない。まだ夜気を含んだ湿った空気を吸い、うっすらと色づいた空に滲んだ雲を仰ぎ見たとき、かつて空を渡っていた頃を思い出した。飛びながら空を見上げてみる。空はどんなに速く飛んでみても、高く飛んでみても変わることはなかった。太陽は空の一点で動かず、上空で霞んでいる雲もその場からほとんど動かない。空は空のままだった。

 さらに記憶の空を羽ばたこうとしたとき、首のあたりを撫でられた。リリィがいつの間にか傍らに立ち、遠い目をして同じように空を眺めていたのだった。静かな時間だった。いつまでもリリィとこうして並んでいたいと改めて思った。

 その後も歩き続けた。思い返して気がついたのだが、そのとき、山の尾根に沿って歩き続けていたように思う。俯瞰でこの道路を眺めてみることができたのならば、蛇がのた打ち回っている姿に似ていただろう。地を歩いている感覚としては、まるで歩行速度で走るジェットコースターのようだった。北を向いていたかと思うと、いつの間にか南に向いていて、登り続けていると思って振り返ってみると、歩いていた道路が視線よりも高くにあるということもあった。ヘアピンカーブも幾度となく繰り返した。ただ長い目でみれば、確実に標高は上がり、北を目指して進んでいた。疲れては身を寄せ合って休憩し、ときには身体を重ねながらふたりのだけの世界に閉じこもった。疲れて眠りに落ちるとき、もはやずいぶんと前だったように記憶されている登山を思い出し、あの夜とどうしても比較してしまう自分が胸のうちにいた。あの頃よりも確実に世間の営みから遠く離れ、ふたりだけの世界は濃密なものとなった。しかしあの頃よりもふたりは幸せになれたのだろうか。そう自問する夜もあった。

 歩くことはなんて不思議なことだろう、と改めて思う。知らず知らずに道という線に縛られ、その軌道をなぞることで未来は限定され、時間は過ぎていく。それが窮屈で悪いという意味ではない。道には安全と先人たちの叡智があり、引き継がれて繋がりながら築かれていく。効率よく学ぶことができる。空は気象条件の制約はあるものの、目的と一直線で結ばれる。地形や人の営みの影響を受けない代わりに、寄り道をしてみる機会も思いがけない発見も極端に少なくなる。視野も遠くまで開けている代わりに、細部まで行き届かずに見落としてしまうこともたくさんあるだろう。もし渡り鳥のようにリリィと空を飛びながら旅をしていたら、これほどまでにいろいろなものを目にして言葉を重ねることはあったのだろうか。これほどまでに楽しかったのだろうか。これほどまでに同じものを見て感動したのだろうか。

 ググゥは独り立ち止まった。

 眼下に這う曲がりくねった道路を収めながら、改めて歩き続けている目的を思い出そうとした。空を自由に翔けるかつての自分はもういない。今は立ち寄った山頂からリリィが指差した山のどこかを歩き続けている。

 再び歩き始めた。

 方位は歩きだすたびに変わっていたが、足先は決まっていた。前、なのである。迷うことさえ許されない一本道なのだから。

 歩きながら目を瞑ってみる。

 目指す先の景色は見えなかった。いや、手応えのない煙のような曖昧なものは確かに脳裏に漂っていたが、具体的な景色を見出して触れようとすると霧散した。

 ググゥは仮説を立ててみた。空を飛べなくなったのは、肉体の損傷からではなく、未来が見えなくなってしまったからではないのだろうか、と。または、未来を……到着点をあえて見ないようにしたから飛べなくなってしまったのではないのだろうか、とも。

「ねぇ、リリィ」

 急に不安になり、リリィに声をかけてしまった。当然、その先の言葉なんて用意してないまま。

「なぁに、ググゥ」

 目の前にリリィがいても、リリィを見つめているこの瞬間でさえも、現実を直視できていないのだろうか。

「いや、何でもないよ」

 そう答えると、リリィは嫌な顔一つもせず微笑んでくれた。そして促すように白い脚をゆっくりと前に出す。

 この不安な気持ちが曲がりくねった道と呼応する。迷うはずはなく、確実に前進しているにもかかわらず、迷ってしまったような錯覚に襲われるのだ。ではここで大声をあげて後戻りをリリィに勧める? そのような気持ちは少しも湧いてこない。あの陰鬱で、彼岸の国と隣り合わせのような雑木の闇には二度と近寄りたくない。

 ググゥが立ち止まって空を仰ぎ見たとき、雨が降り始めた。

 間もなく、どしゃ降りになった。

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