幻島
これまでのあらすじ。
イギリスで保護した5人の子供たちを本部へ護送してきたところ。
また、事件の報告を出し合うため幻島へやってきた。
~幻島~
幻島…、数年前に俺ことホームズが作った宇宙上に存在している機械仕掛けの島だ。
幻想空間と夢物語の意味を込めて、幻島と呼ぶようになっている。
~幻島~アクセスポート~
ホームズ「ここが、絆の友の会本部がある幻島だ!」
子どもたち「ええ~!!!!!!!!!」
乱太郎「おいおい!ここが宇宙上に存在しているのかよ!?」
旭「どこかの施設に見える…。」
アニャー「なんか、恐い…。」
アリー「どう見ても地上に見える。」
グランドマン「俺たちをだましているの?」
香川「おい、ホームズ、先にあそこに行こうぜ。まだ時間はあるのだろ!?」
琴音「私は構わないけど、もう慣れたから。慣れないとあれ、かなり怖いよ。」
ホームズ「わかった。シラス、すまないが、管理運営に寄り道していくって言っておいて。」
シラス「了解!」
香川「おい、子供たち!ホームズがここが宇宙だっていう理由を見せてやるよ!俺についてこ~い!」
子供たち「???」
乱太郎「変なところじゃないよね?」
アニャー「もっと怖くなった…。」
旭「アニャー、私がいるから大丈夫だよ!それに、ホームズ!安全なのだよね?」
ホームズ「安全ではあるが、珍光景が見えるから驚くぞ!」
旭「だって!だから信じていこうよ!」
アニャー「う、うん。」
~幻島~アトラクションエリア・宇宙空間散歩観覧席~
香川「ここが宇宙だっていう証拠だ!この下をよく見て頂戴!!」
子供たち「…」
香川「どうした?無言になって?」
琴音「そりゃ~初めてきた人なら無言になるよ。私でもなったんだから。」
グランドマン「なあ、映像ということないよね…。」
乱太郎「あの人達、あそこでボールで遊んでいるし…。」
香川「あれはドッチボールという遊びだよ!この中で遊べば普通より、数倍は面白く遊べるぞ!」
琴音「私は嫌いだけどね。すぐに的になるし。」
ホームズ「琴音は回避技術がうまくないからだよ。」
琴音「普通のドッチボールと違いすぎるよ!無重力の中は!」
子供たち「…。」
ホームズ「…、少しだけあの付近に行ってみるか?」
アリー「う、うん。」
~幻島~アトラクションエリア・宇宙空間散歩~
ホームズ「子供たちにはこの簡易用の宇宙服を着てもらう。安全確保のためにね。」
琴音「まあ、念のためのやつだからあまり気にしなくっていいよ。」
旭「私たちのサイズあるのですか?」
ホームズ「たくさんあるからあるよ。」
装着完了!
乱太郎「香川はいらないの?」
香川「俺は能力で同じことができるからいらないんだ。」
ホームズ「それをマスターするには2・3年の修業がいるがな。それより、行こうか!」
皆「うん!」
ホームズ「8人、入場で。」
受付「かしこまりました。ごゆっくりしてください。」
ホームズ「ここから重力が効かないから気を付けてね。」
アリー「う、うわ~!あれれ?本当に難しい…。」
乱太郎「どうなっているのだよ!!助けてくれ~…!」
旭「…。」
琴音「旭ちゃん上手いね!」
旭「うわ!やっぱり無理制御不能!体が勝手に回転する~!」
琴音「それが普通よ。」
アニャー「ブルブル」
ホームズ「どうだい?」
アニャー「誰かに捕まっていないと体がどこに行くのかわからないよ。」
香川「これが宇宙だ!地球はあれだ!」
子供たち「え?」
グランドマン「あんなに青いの?地球って?」
ホームズ「まあな。星自体の半分以上は海=水だから青いのだよ。」
アニャー「なんか、納得した。ここが別な場所なのが。」
乱太郎「俺は、ようわからん。その前にこれどうやったら、止まるのだ~?だれか俺の体を止めてくれ。」
香川「ほ~いっと、これでいいか?」
乱太郎「助かった…。」
旭「早くここから出たいかな…。回転したくないよ…。これ以上。目が回る~!」
琴音「はいはい。少しもったいないけど、もう出ようか。」
ホームズ「次は絆の友の会の本部の建物に行くぞ~!」
子どもたち「うん!」
幻島のことを納得した子供たち、絆の友の会の本部にはどんな人たちがいるのでしょうか?それは次回のお楽しみ。
続く。
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