弐拾壱話採取依頼

さっきの刺突の時の身体を流れる感覚をヒントに某忍者漫画や運命を関する名シリーズ物、尻尾シリーズの13番目等色々試しながらそれっぽい呪文を唱え続ける


「アクア」「ウォーター」「アクアボール」「ウォーターボール」「花鳥風月」と漫画やアニメ、小説、ゲーム等水に関連する詠唱を様々な身体中を泣き出し何かが巡るイメージと共にやっている内にネタがつき始め一番成功率が高そうだがあえて唱えなかった詠唱に手をつける


水生成クリエイトアクア】と詠唱するとリアクターが2秒ほど唸り心臓から左小指にかけてジグザグに何か身体の中に通っている管の中をさっきとはまた違った物が流れる感覚がし


 次の瞬間左手のひらから水が溢れ出てくる


「うわっと!?あぁ!もったいないもったいない」

 急いで右手を左手にくっつけて器にしてそれでもまだ溢れるので時間か経過して幾分が増しになった口へ流し込み口内を洗浄する

 洗浄してもまだ溢れ出ていたので飲み干し食道内に付着しておる吐瀉物と消化液を胃に流し戻した


 手から溢れ出ていた水は大体3口ほど飲むと止まった、恐らくは〔消費魔力=水量〕又は〔消費魔力=出水時間〕だったのかもしれないこれは要検証かなぁ後で他の捨てられた生活魔術?簡易魔術?初級魔術?まぁどれでもいいが調べておこう


 そう言えば何も調べずに出て此処まで来てしまったがどれを採取すれば良いのだろうか


 少し悩んだ末に歩きスマホならぬ歩き鑑定でまるで落ち着きの無い子供の如く歩きながら腕輪に付いている鑑定用のレンズをあっちこっち向けて片っ端から鑑定していく


 そんな事を15分前後していると森の中を流れる小川があったすると腕輪の画面上の小川の川岸部分の所に目的の回復薬と毒消しの原料に成りそう名前草花があった


 〔ヒール草(森林)|元々止血程度の薬草が魔素や魔力等の影響で変異して傷を単体で若干癒せる様になる、別の薬草等の組み合わせや加工によって薬効が上がる事も事もある〕


 〔解毒草|様々な要素が影響して変異した薬草、単体では毒の進行を遅らせる程度の薬効だがその他の薬草等を混ぜると解毒の作用をもたらす事もある〕


 見つけたヒール草はヨモギの葉に解毒草はどくだみの葉に似ていた


 生えている感じからして群生地だったのか繁殖力が高いのか結構な数が生えていた


 そう言えばまとめ形の指定は10本一束と合ったが採取方や採取部位の指定が無かったので群生している所から間引きをするような感じで一先ず大きめのヒール草から一束出来るよな感じに葉っぱの根元から千切っていった


 将来の事もを考え1株に四、五枚位残る用に気をつけて採取していく

 十本集めたら側の小川で軽く洗い指定袋の中に合った麻紐で一纏めにして縛り解毒草も同じ様に採取して縛る

 これで残りは、ヒール草2束、解毒草2.5束でこの群生地では採取できないので小川沿いを他の群生地わ探し移動しながら集めては洗い縛ってまとめての繰り返す事約50分前後の時間がたっており気が付けばヒール草解毒草共に8束となり採取依頼の最低限数を採取出来たことになる


 それと小川沿いの群生地間の移動中に頭から短刀のような物が生えた兎が3羽と別行動をしてバラバラに行動していた小鬼を4匹狩った全部血抜きと腸抜きだけは済ませて腕輪に収納したそのせいか身体全体が若干重く感じる


 小鬼武器内約は骨?の鉈と剣鉈、骨?の半曲刀1、簡素に加工された木製の長杖と槌矛だった


 それと小鬼の腸抜きをするとき、森に来るときに襲って来た小鬼も一緒に解体したのだがどれも心臓の近くに大きさも色もバラバラだが鉱石のような結晶が出てきた


 これが所謂魔石という奴だろうか、もしかしたらリアクターの修理素材かも知れないからなるべく売却をしない様にすることにした


 取り敢えず採取依頼の下限よりはヒール草と解毒草の収集は終えたし腸抜きしたことで血の匂いが漂っているだろうからここから成るべく速く離れるべきだろう


 一先ず走ったりして落としそうなギルド指定の収集袋、背中に背負っていた槍筒等を全て腕輪に収納して槍戈を取り出してから腕輪内の鑑定と分別振り分けソートアプリを起動させて槍戈を飛脚の様に肩に担ぎ一気に森の中を出せる限りの全力で駆け抜けて街道まで出た念のため後方を確認して何か追跡していないか確認すると安全だとわかった


 一呼吸入れて念のため警戒状態で街へ速足で移動する


 念のため移動しながら上空を1度見るとさっき襲って来た鳥なのか上空を旋回していた上昇気流で上に上がっているのか此方を狙っているのか分からないが念のため警戒はした方良さそうだ


 まぁ20分位で街に着いてその警戒も無意味だったのだか対空手段が現状まともに使える手段は投擲のみ弾幕張れないし必中でもない


「狩りゲーの火薬と弦の複合のクロスボウでも良いから手軽な地対空装備が欲しいいっそうの事あの亜人ハーレム漫画に書いてあったリピーター・ショートボウでも作成してみるか?簡易家の作業台もあるし外骨格のパワーアシストがあれば行けるだろう」

 と遠距離武器、対空手段を考えいたがさっき小鬼から鹵確した小鬼製の中サイズの弓の事をこの時頭から抜けていた


 門を潜り腕輪の時間を確認すると0915時結構時間がたったと思っていたがまだお昼前だった一度ギルドに戻り採取依頼の薬草類を届けそれからどうするかそんな事を考えながらギルドに戻る


 ギルドは、まだ午前中で10時前ということもあり受注カウンターにはそれなりに並んでいた恐らくはこれから依頼に行く人達なのだろうそんな人達を横目に副ギルド長が言っていたクエスト完了受付カウンターを探す


 まぁ探すと言っても一様はそれぞれのカウンターの上には、右から〔登録・受注1〕〔受注・受領2.3.4〕〔受領・買取5〕と書かれている看板らしき物が掛けられているから探し易かったので看板道理に1番左まで移動して見るとがらがらでわないがそこそこ並んでいた


 待つこと数分ようやく自分の番がやってきたそしてそれなり並んでいた理由もわかった今〔受領・買取5〕の担当をしているギルド職員は身長が周りより低い135cm前後の獣人系の女性が担当していたようだ

 所謂合法口リと言う奴だろか


 まぁこんな事を気にせず待っている間出しておいた端末とギルド指定の収集袋をカウンターに置いて小鬼ゴブリン6体と短剣の生えた兎3羽を取り出してカウンターに載せた


「すみません薬草採取依頼完了と小鬼ゴブリンと兎の買取お願いします」


「採取完了手続きと小鬼ゴブリン6体と剣角ブレードホーンラビット3体と買取ですね管理端末をお預かりします」


 ギルド職員は収集袋の中身を1つ1つ確認して小鬼と兎の状態も確認し端末を機械にセットして操作をする


 職員は操作し終わった端末を自分に返却確認の終えた収集袋と小鬼、兎を職員の隣に当然空中に空いた穴に収納してカウンター奥に行き何やら袋を持って戻って来た


「支払いは、依頼達成料で大銅貨4枚小銅板貨1枚、余剰薬草査定金額大銅貨2枚、〔小鬼6体の金額が大銅板貨1枚大銅貨4枚小銅貨3枚〕〔剣角兎本体3羽分の金額が大銅板貨1枚小銅貨4枚〕〔剣角3本の金額が大銅板貨1枚大銅貨4枚〕合計大銅板貨3枚大銅貨14枚小銅板貨1枚小銅貨7枚【30,200円】です」

 達成料と買取額の金額が金額のため所持金を確認

『今腕輪の中の所持金が小銀貨2枚大銅貨2枚【22,000円】だから合わせて小銀貨2枚大銅板貨3枚大銅貨16枚小銅板貨1枚小銅貨7枚【52,200円】か』

 と所持金を確認しているギルド職員が続けて

「それと小鬼6体討伐と剣角兎3体討伐により一定戦闘力が認められGRギルドランクが1から2にランクアップしました」

 と昇格を知らせてくれた


 少し懐に余裕もできついでに今まで聞きそびれていた今日の曜日を聞き出来れば魔術講習を受けたむねを職員伝える


「ミクモ様は迷い人でしたね今日は、木曜日でございます魔術講習は10時からギルド内にある訓練所でおこなっています、間もなく始まりますのでお急ぎになって下さい」


 間もなくと言われた腕輪で時間を確認すると0936を表記していた

 ギルド職員に訓練所の場所を聞いてお礼を言って急ぎ訓練所に向かった

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