第拾玖話
取り出したリアクターの色は緑色つまりは風属性のリアクター形は他のリアクターと比べて少し平べったくリアクターの彼方此方に吸気口や廃棄口あり
なんだか少し飛べそうな見た目だった。
念のため修理箇所等何か分かればいいかな?程度の気持ちでPSVの機能である鑑定アプリを起動してカメラをリアクターに向けるすると画面に写されたリアクターの周りに鑑定◯と解析△【必要スキル魔導工学スキル】の表示されていていた。
取り敢えず解析は後回し先に鑑定をしてみる事にした。
《微風ブリーズ・魔力炉リアクターα型|tier2|初期型モデルリアクターの発展型で風属性の魔素や魔力を収集貯蔵する事で短時間の飛行や浮遊屈折を利用した迷彩等偵察兵や狙撃兵観測兵向けに設計開発されたその為防御面が汎用型を低くなっている魔力炉リアクター|魔力チャージ速度75/1s、緊急8s|魔力容量950|魔力転換装甲10%|飛行消費75.5/1s|能力補正値 筋D 耐E 敏B 器C 魔C 精C》
『へぇーリアクターは属性の特性と兵科の特性に合わせて設計されているのかある意味合理的なのかな?風が偵察狙撃観測ということはゲームの職業ジョブでいうと盗賊シーフや狩人レンジャー斥候スカウトにあたる装備なのかな?つまり他の火水土雷それと今は手元には無いがもしかしたら光と影のリアクターにも特性と役割を関連づかしてして設計されているのかも知れない』
『それとちょっと解析が△なのが気になるかなぁ?もし本当に駄目なのならばXって表記されるだろうからもしかしたら某狩人ゲームみたいに取得済みのアイテムは表記されて後は文字化けみたいに表示されたりアイコンがヒントで修理の素材が分かる可能もあるかも知れない』
そうしてなんやかんや自分に言い訳を言いつつ興味本位スキル不足の解析のアイコンをタッチするしかし表示されたのは。
〔【????】×5【????】×2【????】×4【????】×1〕と表示されているがそれぞれの文字の前には期待通りにアイコンが表示されていた。
1つ目が色が薄い緑色に中身が満タンになったビンのアイコン。
2つ目が前の物と同じ色の丸くて占うの水晶のようなアイコン。
3つ目が濃いめの緑に結晶のようなアイコン。
4つ目は茶色で丸の中に心臓のようなハートが書かれているアイコンだった。
念のために他の4つのリアクターを念のため解析したすると同じように【????】と表記されて必要数も同じ表示されたアイコンの形も同じただ違うのは、1つ目から3つ目に表示されているアイコンの色だけが違ったそしてその色はそれぞれ属性の色と統一されているように同じだった。
つまり某狩人ゲームと同じようなアイコン分け方だった場合は別魔物モンスターの同じ部位の素材又は類似した素材の可能ということになるそこから考察するに1つ目のアイコンは某狩人ゲームでは回復薬か魔物の体液系統の素材だったかな?つまり体液系統素材なのかな?
続けて2つ目のアイコンは魔物の体内で石とかを核して真珠のように結晶化した素材だから魔物の結石のような素材だと考えられる。
そして3つ目のアイコンは世界の名を冠したタイトルでは土地のエネルギーが結晶化したアイテムの物ににているからもしかしたらエネルギーの結晶体な素材なのかもしれない。
最後に4つ目のアイコンは恐らくは魔物の心臓かゴーレムのような人工生命系統の魔物核コアのような素材だと思われる実際あのゲームではラスボスが不滅の心臓だったらスーパー野菜ゴリラが闘魂だったりと奇妙な素材が強化や作成にしつようだったしな十分有り得るだろう。
とリアクターの修理素材の考察をしたり今後の事を考えている内に気がつけば22時半を時計が廻っておりそろそろ寝る時間になっていた。
別段早起きしなきゃいけない理由は無いがランプっぽいのを操作して何とか消灯して眠りについた。 ―――――――――――――――――――――――――
チュンチュン、チュンチュン
日の光が顔に当たり目が覚める、時間が気になり腕輪の画面を確認すると0630と表示されていた。
「あぁもう朝かそれともう朝食食べれるな」
布団の魔力に抗いながらベッドから抜け出し起きゆけにストレッチをし腕輪の中に閉まっていた防具を兜以外をフレームに装備してゆく。
一通り装備してから昨日夕食と同じように食堂へ向かう。
「ビーラさんおはようございます」と取り敢えず挨拶をするとビーラさんは態々調理場から顔を出して「あらお客さんおはよう」と挨拶を返してくれたそして続けて「適当に席について待っててなーすぐ用意するから」と調理場に戻ってゆく。
朝もまだ早い?時間だからか他の客はまだ少なく3、4人位しか居なかった折角なのでカウンター席に座って大体5、6分位待つと女将が料理をもって来たメニューはオニオンスープとペペロンチーノの2品だったまるで調理速度メインに作ったようだった。
――――――
大体20分位で食べ終わり女将に美味しいかったと伝えてからギルドに向かう。
『そう言えば今日が何曜日だったか聞きそびれたな』と考えている内にギルドに何時の間にか付いていた時間を腕輪で確認すると大体7時10分を過ぎたあたりで流石に時間が早かったのどのカウンターも列が少ない又は内状態だった。
そしてここ2日で御世話になった副所長さんはカウンターで仕事はしていなかったもしかしたら昨日は夜勤のシフトだったのかも知れない。
仕方が無いが誰か新しい人を選ぶようかも知れない取り敢えず今カウンターに立っている人物は3人だった。
一人目は白髪褐色肌の青年、二人目は黒髪ツインテールの勝ち気の強そうな女性で、最後三人目は青髪ストレートの幸薄そうな少女。
三人共にどこかで見かけたような気がするがその事は一旦置いといてこの三人から一人選ばなければいけない。
しかし選ぶなら実際問題ほぼ一択だったなぜなら女性には声がかけずら恥ずかしながら基本的自分はヘタレだから二人目三人目には選択肢から消えていたということで白髪褐色の青年のカウンターに向かう。
「おはよう御座います、冒険者端末の提示をお願いします」
言われた通りにカウンターに出すと職員は端末を機械にセットした。
「
そう聞かれ昨日の話で出来れば研究所ダンジョンに行ってみたい。
「出来ればダンジョンに行ってみたいのですが...」
すると職員困ったような表情をする。
「申し訳有りませんが現在のあなたのではオススメする事はできません」
「それはなぜですか?」
「理由はまず1つ目に貴方の
「そうですか、すみませんが基準値はどれくらいですか?それと講習はいつやっていますか?」
「基準はGRが3以上になっていることですそれとダンジョン講習は月曜と金曜でやっています」
ステータスが現状まだまだ低いのは自覚しているので諦め取り敢えず道具とかも揃えたいしダンジョンは諦めてクエストを紹介してもらう事に切り替えた。
「そうですかそれでは自分ができるクエストを紹介してください」
「そうですね現在ミクモ様が受注可能なクエストは...これは如何でしょかこの街から南東の森周辺にある回復薬と毒消しの薬の材料採取の依頼です。
成功報酬は大銅貨4枚小銅板貨1枚【4500円】です」
「そのクエストを受けます」
「了承しましたでは採取した薬草はこの袋にお入れ下さい採取量は十本で1束にしてそれぞれ4束以上が規定量です、もし道中で討伐した魔物は血抜きして丸ごと持ってきて頂くか解体して持ってきて頂ければ買い取る事もできます」
と説明をしながら職員は端末を接続してクエストの手続きを済ませ端末を返還してきた
「では無事に帰って来て下さる事を祈ります行ってらっしゃいませ」
そう言って職員はお辞儀をしてする。
返還されカウンターに置かれた端末を回収して「行ってきます」返事をして冒険者ギルドを出て南門へ向かった。
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