第拾捌話 買い物〔Ⅲ〕

 本当に防具屋の店主が言う通り魔導具屋には外骨格のリアクターユニットが買い取りがされていたそして壊れているが修理すれば使える可能があるようでしかも壊れている分安く売ってくれるようだ。


「安くとは大体おいくら位になのですか?」


「そうだねー1つ小銅板貨1枚かなぁ?アガルタが買い取りってくれる時は品質とか種類とかで上下すけど最低大銅貨1枚位で売れるから半額位になるかなぁ」

 残りの所持金を考えても無理がなく簡易家インスタント・ハウスの施設やスキルを使用すれば直ぐには無理でもいずれは修理できると信じて購入をする事に決めた。


「懐と相談しても大丈夫そうなので5つ共購入します」と腕輪から大銅板貨1枚を取り出して女性の手に置いた。


 大銅板貨を受け取った女性はカウンター下に硬貨をしまいお釣の大銅貨2枚と小銅板貨1枚を自分に渡してカウンターの奥に入って行ったそして奥からは「えぇとリアクターユニットはどこに閉まったかなぁ?」と良いながら探し始める。

『残り所持金小銀貨2枚と大銅貨2枚と小銅板貨1枚』『22,500円』


 そんな声を聞いていてこの人店をやっている割りにずぼら?と思ってしまうせめて 研究所や隣国?に売却しているのだから一纏めにしてしまって置けばいいのにと思いながらカウンターの上に置いてある魔導具のリストを暇潰しに読んでいた。


 そして大体3分前後位に1つ見つけてはカウンターに置きを繰り返す事合計15分カウンターの上には五種類の色と形の物が置かれている。


 そして運ぶのに少し疲れたのか少し女性の息が荒いが一様1つ1つリアクターを説明してくれたの赤色のが火属性のリアクターで青色のが水属性のリアクター次に緑色リアクターが風属性のリアクター、茶色のリアクターが土属性のリアクター、最後に紫色のリアクターが雷属性のリアクターらしくそれぞれ属性にちなんだ特性があるらしいがこの国でわまだそこまで解析出来ていないらしく研究中だと教えてくれた。


 それと魔導工学には魔術の知識と魔法言語学の知識と錬金術の知識が必要らしくここには置いて無いがダンジョンで低確率だが言語学と錬金術の本が落ちらしい事、魔術は初級と下級の物は冒険者ギルドのセミナーのようなもので良ければ火木の週2で受けれるらしい事も教えてくれた但し受ける前に属性適正を調べる必要が有るようだ。


 色々有用な情報を聞いてその事に御礼をして5つのリアクターを腕輪に閉まい店を後にした。


 魔導具屋を出て何か忘れているような気がして思い出すとそう言えばまだ入街料を支払っていない事を思い出して足早に自分が入って来た西門を目指して歩みを進める。


 恐らくは路地を通れば近いのだろうがこの街に来て2日目道に迷い戻れなくなったりポン引きや後ろ暗い人達の勧誘に会いたくない為ひたすら大通りを歩く。


 流石に1度通った道一心不乱に歩いた為か体感的に探しながら冒険者ギルドに行った時よりも速く西門に到着した気がした。


 到着した勢いのまま衛兵詰所の窓口をノックしたすると中から若い兵士が顔を出して要件を聞いてきた。


「すみません、昨日ここでこの木簡を渡されて街に入った者なのですが入街税の支払いはここであっていますか?」


「確かにここであっています、ただ北門以外でも支払いは可能でしたよ、各門どうして連絡がとり安いように通信用の魔導具や魔術師が待機しているのでえぇーと改めまして入街税のお支払ですねまず入街した時に渡された木簡とギルドの認識表をお見せ下さい」


 言われた通りに腕輪か木簡取り出して窓口に置き首に掛けてある認識証を取り出して兵士に見せる


「でわ照合の為にこの石板に手を置いて下さい」


 言われるがままに手を置くと昨日とは違いミントグリーンに発光する。


「はい確認と照合が取れましたではこのカルトンに入街税の小銅板貨1枚を置いて下さい」

 腕輪から小銅板貨1枚を取り出してカルトンに置く。


「ではもう一度石板に手を置いて下さい」

 手を石板言われた通りにもう一度置くと今度は水色に発光する。

「はい手続きが完了しましたお疲れ様です」

 兵士は事務的に手続きを終わらせて詰所の奥に戻って行った。


 事務的手続きを済ませた兵士にあっけに取られいたがしかし日本が他と比べると平和ボケしていたのかなと思いつつ空を見上げる気がつけば空はオレンジ色に変わっており今日は色々と忙しいかったかなぁ?とか昼食また喰い損なったなとか考えながら宿に戻るために大通りを歩く。


 税金を支払ったお陰かなんだか気持ちが少し軽くなった気がして宿にゆっくりと戻りつつすれ違う人ひとりひとりを目でおいつつ歩みを進める。


 やはりなのか時間にして大体17時から18時位ですれ違う人進行方向が一緒の人皆それぞれ少し疲れてそうな雰囲気だか皆生き生きしていて昨日は気ずか無かったが活気に満ち溢れているそんな感じがした。

 これから家に帰るもの、これから外食をするもの、飲酒をするものと様々だか活気にある触れる空気が溢れていたきっとそれはダンジョン街って理由もありそうだかその他にも色々あるのだ。


 そんな空気を感じているうちに宿に到着した、扉を開けると食堂の方からとても良い匂いが漂ってきて唯でさえ昼食を抜いているためか余計にお腹へるただカウンター上に設置してある時計のような物の時間を見るとまだ30分位時間が早かったので207号室に戻る。


 残りの時間を今日購入して腕輪に収納した武器や衣服それとリアクターを分かり安いように部類ソートをして見やすいようにしたり武器屋出て以降確認していなかった行動ログの確認をして時間を潰した。


 そして表記されたログの1つに《壊れた魔力式動力炉リアクター》の後に修理チュートリアルクエスト発現、作業部屋にリアクター作業台Lv1.0設置、武器・防具・動力炉の初級レシピ関連書簡の本棚の設置と続き制作クエスト『魔導工学を学べ』『魔術を学べ』『魔術言語を学べ』『錬金術の道』の発現と出ていた。


「なんだかリアクターの修理の道が遠のいた気がしてきたなー」

 と言いながらベッドに倒れこんで腕輪をメインの画面に戻す『このPSDに時計機能付いて無いのかなぁ?』と思った矢先画面左上端にスマホのように小さめに現在の時刻が表示されていてそこには疾うの昔に食事の時間になっており18:15分と15分過ぎていた。


 思わず時間は、まだまだ余裕があるが寝転がっていたベッドから飛び起きて部屋を出て扉に鍵を閉めて1階の食堂に向かう。


 少し急ぎ気味にタッタッタッタと階段を降りて行き食堂に入ると10歳前後の女の子が厨房とテーブルの間を行き来している、その光景に少しボケっと立っていると女の子は此方に気がつき此方に来る。


「お客様は御宿泊のお客様ですか?それとも御食事て来たお客様ですか?」


「自分は、207にーまるなな号室に留まってお客だよ時間になったから食事をしに来たんだ」と持っていた部屋の鍵を見せる。


「御宿泊の方ですねお席はカウンターしか空いて居ないですがよろしいですか」と聴かれたので大丈夫だと答えると席に案内される。


 席に座ると飲み物は、果実水と水で薄めた葡萄酒とエールどれがいい聴かれたのでエールと答えるそれを聞いた女の子は、厨房に入って行った。


 待つこと大体5分位で夕食が運ばれてきたメニューは、バケットが2つ、カボチャのシチューに牡丹肉のステーキそれとドリンクにエールとなっていたそれを30分位掛けて食べる。

 食事の間にさっき女の子以外の若い女性店員が他の客に食事を運んだりテーブル片付けをしに通るのでギルドの講習の為にも今日が何曜日か聞いたりこの国ことを聞いたりして情報収集もした。


 食事が終わり部屋に戻り食休みをしつつ今日買ったリアクターの1つを適当に選び取り出した。

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