第拾陸話 買い物〔Ⅰ〕☆

『テイガーさんは南門の方だと言っていたがどの辺なんだろう』と思いつつ南門まで取り敢えず歩く


 視界に入る南門が大きくになるにつれ武器屋、防具屋、薬屋、魔法具屋、宿屋等冒険者関連の施設が大通りに増えてきて路地裏を少し覗くと酒場や飲食店等もある。


 それと扇情的な女性が建物前で少し暇そうにしてしているのでそういう欲望を満たすお店も有るのだろうか?


 ふと城壁付近に立ち上ぼり煙が有るので加治屋も有るのだろう恐らくは熱や音で居住区から離されているのでろう。


 とそうこうしているうちに南門の目の前迄来てしまった取り敢えず付近をくまなく見渡すと建物の入口の上に狐の尻尾のような形の看板とその下にナイフとフォークそれとベッドのマークが並んで描かれてあったのでそこかな?と思い店内に入った。


 中は清掃がしっかりとされているようで綺麗で泊まるにはとても心地良さそうだった。


 ぱっと見た感じは副ギルド長が紹介しただけはありそうだった。

 チェックインをするためにカウンターに置かれていた呼び鈴を鳴らすと狸耳が生えた30代前後の女性が奥から出てきてカウンターへ入る。


「いらっしゃい、狐の尻尾亭へようこそ初めまして、うちはこの宿の女将ビーラ言いますお客さんは御食事ですか?御宿泊ですか?」


「宿泊で御願いします」


「宿泊1泊食事込みで大銅板貨1枚やー」

 そう言われ腕輪から小銀貨を1枚出して女性に渡し


「取り敢えずこれで2日、よろしくお願いします」

 と女将さんと思われる女性に宿泊日数を伝え料金を先払いした。


「上に階段を登って右側手前から2番目左手側の207て書いてあるお部屋や~」

 と独特なイントネーションで料金を受け取った女将は松竹錠を渡してきたので受け取る。


「夕食は18時から20時半の間に1階の食堂で食べれます因みに朝食の御時間は6時から8時半になってます、もしお風呂に入りたい場合は宿を出て3軒右隣に大衆浴場が有りますんでそこをご利用下さい」


「18時から20時半の間ですね分かりました!」


 食事の時間を聞き階段を上り割り当てられた部屋へと向かう。


 部屋は大体5畳位の部屋にシングルサイズのベッドと四角い机に丸椅子、机の上には光源としてランプが置かれていた。

 その他に戦士系統職用の鎧掛けにクローゼット等も置かれていた。


 クローゼットを見て思い出す出歩き用の衣服や下着類後武器や外骨格用の防具又はそのレシピを探さないといけないことに。


 まだ日は高かったので久しぶりの昼食次いでに手持ちで買える程度に買い物するとこにした。


 下に下りてビーラさんに少し出かけるむねを伝えて宿を出る。


 一先ず宿に来る途中で見かけた武器屋に向かう。


 流石冒険者向けのお店装飾の類いを廃し無骨なデザインの剣や槍、斧等色々と取り揃われいる。


 ただ見た目金属を使われた武器は手持ちの所持金でギリギリ買える値段でとめも手が出ないただ今後自作するさいのイメージするさいの参考にするために一つ一つじっくりと眺めてゆく。


 すると背後から肩をトントンと叩かれ「悩みごとか?」と声を掛けられ後ろを振り向くしかし目線先に誰も居なく首を傾げつつ目線を下に下げると小学生低学位のサイズの男性が先端が平たい棒のようなものを持って立っていた。


「ようあんちゃん何か探し物か?」


「今懐が少ないので今後の購入の参考に色々眺めていました」


 流石に今後自分で作る時の参考にとは言えず少し嘘を言う。


「今出せてなんぼ出せる」


「この大きな銅貨1枚でしょか」

 腕輪を操作して大銅貨を1枚出して男性に見せる。


 すると男性は「もし今買うとして何を買うつもりだ」と聞かれ。


「丈夫な打撃系統の両手武器ツーハンドウェポンか身長の3分の1の盾でしょうか」

 そう答えるとドワーフがホビットだと思われる男性は店の奥へ行き、暫くすると何やら両手に持って戻って来る。


「大銅貨1枚だと打撃武器はこの3つうちどれかと裏通りの防具職人の弟子の1人が作った劣等鰐レッサーアリゲイターの背甲で作ったカイトシールドだな」


 男性が持って来た打撃武器は、ヘッドが石製持ち手が木製のウォーハンマーと木製のメイスと石製の金砕棒だった。


 3つを並べてもらい1つ1つ握ったり小さく振ってみたりして具合を確めどれにするか思案する。


 色々考えて現状持っている唯一の武器槍戈と操作性の近い戦槌ウォーハンマーにする事にした。


「すみません店主?この戦槌にします」


「あいよそれとあんちゃん腕出してみな盾のベルト調整するから」


 言われるがまま両腕を出すと店主?は懐から紐取り出し腕に巻き付け計り盾と選ばれなかった2つをを持って奥に行き5分位で戻って来た。


「あんちゃん会計だ、予算道理戦槌と凧盾2つで大銅貨1枚でいいベルトの調整はサービスでいいあんちゃんこれからもここで金を落としそうだしな、それと武器や防具の修理とかもやっているから当てにしてもらって構わない勿論料金は取るからな」


「はいまた利用させていただきます」と答え店主?に 代金大銅貨1枚枚を支払い両手に盾と戦槌を持って店から出る。


 すると頭の中でピロピロピロと連続して音がなる腕輪に戦槌と盾をしまう次いでに確認すると武器クラフラトLv.1というファイル管理アプリに似たものが 出現していて中身を確認するとずらーとさっきまで見ていた武器の形のアイコンと名前が表記されている。


 試しに抵当にアイコンをタッチしてみると金属素材×4木材×1○○の革×1と表示されタッチした武器の素材が表記されたが大分曖昧な必要素材の表記だと思ったそういえばマ○クラのMODに幾つかの形の形状に素材を成型して作業台で組み立てて武器や防具を制作するして素材の組み合わせで性能が変わるMODが合ったからそんな感じかな思った。


 念のためログを確認すると素体の剣ベースソードa-1レシピ登録、素体の剣ベースソードa-2登録、素体の剣ベースソードa-3登録、素体の剣ベースソードb-1登録...と続き 槍槌斧鎌棒杖と武器種ごと登録の表示流れ武器制作スキル0.5を閃いた、作業部屋の武器制作施設がLv.2 にアップデートされましたとログの最後に表示されていた。


 なんだか寄り道すると少ない所持金がより減りそうな気がしたので冒険者ギルド方面に歩き服屋を探しつつさっき購入した戦槌の鑑定をした。


 《石の戦槌ウォーハンマー|武器種 長柄武器・槌|攻撃力 35|耐久値 100/100|要求筋力15器用15魔力-精神-|与Dダメージ倍率 斬0打1.5突0魔0|重量 4.0|ノックバックⅠ|石を加工して作られた戦闘用の槌、ヘッドの反対側がピック状の鉤爪になっていて騎乗中の相手に引っ掻けて下ろしたりと対人戦を視野に入れた使用となっている》

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 名前 三雲 村雨

 種族 人族 ヒューマン

 性別 男性♂

 レベル 1

 筋力 5/1000 I

 耐久 7/1000 I

 器用 12/1000 I

 敏捷 11/1000 I

 魔力 15/1000 I

 精神 0/1000 I

 運力 0 I

 重量 15.0/59

 転移ギフト 取得経験値up【中】 全属性適性

 所持スキル 汎用武術 Lv.1.50 up魔獣創造製作クリエイトモンスター【魔法】Lv.1.50up

 強化外骨格Lv.1.75 up錬金術【初級】Lv.2.40up 魔力操作Lv.1.00 解体Lv.1.00武器制作スキルLv.0.5

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