第玖話 初戦闘は....
この辺には誰もいないが地球での癖で扉に鍵を差し込み鍵を掛けるつもりで左に廻すと目の前が眩しく光、気が付くと家が在った場所には木製のドア枠だけが残されていた。
「動く城?にこんな風景があったような」
「まあいいか」
鍵は腕輪に仕舞い人里と食べ物を探しつつ廃集落から延びる道沿いを進むことにした。
道は人が通らなくなってしまって暫く経つのかうっすら雑草がギリギリ廻の草の伸び方と比べると低いのでなんとか道だと分かるので助かっているが気候が春先っぽいので少し急いだ方が良さそうな気がする。
「風がやや肌寒い」「1日も歩けば人里見つかるかな」「某狩人ゲーム見たいに狩猟しやすいのいるかな?」などと独り言を言いながらひたすら道だった跡を歩き続けた。
2時間位歩いたので1度休憩を挟むことにした一向に人の気配も獣の気配もしない風と水の音だけが耳に入ってくる。
「そう言えば作ったのは、良いけど槍を鑑定してないな」
「ちょっと気晴らしに調べて見るか」
そう言って右手に持っていた槍に腕輪をかざした
《石の
「あー鉤爪だと思って作ってけど付けた場所のせいか戈扱いになってる、けどまっいっか使う分には問題無いと思うから」
「休憩終了と」
そう言って腰を上げ道を再び歩き始めた。
それから2時間置きに30分休憩を入れ2回目の休憩の時に虫の気配が3回目の休憩時から獣の気配がするような感じがした。
3度目の休憩が終わり一時間半位がたった時左前から嫌な感じがするので警戒しているとその方向の草むらががさがさと音を立てて揺れながら此方の方へ速い速度で近づいて来ていた。
正体が分からないが牽制に遠距離攻撃をしたいが弓等の射撃武器わ無く山で拾った石も全部収納箱に閉まってしまったので腕輪にわ残弾は無いので現地調達かメインの槍戈を投げて一か八か賭けるしかない。
そして選択したのは牽制は、せずに相手を見極めることにした。
何時でも緊急回避出来る体勢をしつつ槍を構える。
段々嫌な気配が強くなり瞬間的大きくなったタイミングで左に飛び込むようにして回避した。
身体が1回転して体勢を整えながら自身がいた場所には1匹の熊が居た。
熊との距離は3mそこそこ近い。
「くっそ初戦闘で相手が熊かよ」と悪態を垂れ流しつつ熊から目を反らさないようにしながら相手を良く観察した
「良く読んでた小説とかだと初戦闘は、
「狩人P3や狩人3Gでは装備揃えるのに散々狩ってきたけど今は死んだら終わりの現実リアル慎重に攻撃しないと一撃でも貰ったら終わりだ 」
〈注意すべきは、のしかかりと前足での攻撃、相手の範囲ギリギリから一撃一撃慎重に当てていけばなんとかなる・・・はず〉
〈あとは、強化外骨格のアシストと作った槍戈を信じるしかない〉
「まず二足立ちされてフックのコンビネーションを防ぐのに後足の片方を損傷させるのに集中攻撃」
熊の挙動に注意を払いつつ熊とにらみ合う、熊の最初の攻撃は、ショートジャンプの突進だったそれを左に大きく回避するが勢いが足りないのか右脹ら脛の装甲が『ジッ』と削れる音がする。
直ぐに体勢を立て直しつつ振り向き様に熊の後ろ右膝に向けて回転の勢いを載っけた槍戈の一撃を放つが狙いがずれて膝上に攻撃が入ってしまうがそのまま振り抜いた。
ヒット時に3つの戈しっかりと当たった感触があり振り抜いたお陰で穂先も少し切り抜く形となったが穂先は切り裂くには適していないので穂先の効果は薄かったが確実に一撃は入った。
勢いにのせて熊が振り向く前にもう一撃と思い流れるように槍戈を振り上げ、骨盤狙いで振り下ろしの一撃を振った。
狙い通りに戈の先端が腰の付け根から尻尾の付け根辺りを捉えたするとガントレット越しに何かに罅が入るような感覚と『パッァァーン』と気持ちの良い音と耳元で『ピロリッ』と音がなった。
腰に良い一撃が入ったせいか熊の下半身が急に力が抜けたようで脚がしゃがんだような感じになってしまった。
この隙は大きいがこちらも不完全な体勢からの二連撃でスタミナがヤバいので様子を見つつ距離を開けた。
「はぁはっぁはぁ、流石にゲームのようにバンバン攻撃は、運動不足の人間には無理か、思った以上にスタミナが減るスタミナ
「あのダークな魂系統のゲームは動画でしか見たこと無いけどゲームキャラもこんな感じだったのかな?」
「いっそうのこと槍戈に拘らずに伐採用の斧でぶん殴るか叩き割るって何時のも手か」
「後頭の中と腕輪からピコピコ音が鳴っていたけど今は、確認してる場合じゃない後回し」
ふとここでいくつかの使用していないスキルを思い出す、相手のでかたが分からないの以上生き延びには何でも試す価値は、多少ある。
熊えの警戒をしながら取り敢えず使い方が分からないが某アンデットの貰ったようにスキル名とモンスターの固有名詞を叫んでみることにした。
『クリエイト・モンスター、インスタント・クレイゴーレム』
すると身体から何かが抜けていくような感じがして、次に自身と熊の間が盛り上り人型に土の塊が集まってゆく。
出来上がったゴーレムの容姿は、頭が直接身体にくっついていて長くだらかな山のようになっている、両腕は太く。
手の指は、太めの指が3本だった。
上半身は全部的にでかいが下半身は、上半身に比べると小さかった例えるならクロスオーバータイトルの格闘ゲームに出てくるジοガ○ノ○トのような容姿で全長3m位だった。
そんな容姿のせいか思わず「熊を掴んでパイルドライバーだ」と叫んでしまった。
ゴーレムは、この発言を命令だと捉えた腰えのダメージで未だに身動きが出来ていない熊に近づき頭が下になるように腰に腕を回しその小さめな下半身でめいいっぱい跳びそのまま熊の頭が先当たるように尻餅をついた。
落ちた衝撃は、熊とゴーレムの体重が合わさりズドーンと音と共に地面が10cm位陥没し同時にゴキっと鈍い音も聞こえた気がした。
ゴーレムは、役目が終えたので元の土に戻っていた。
そしてゴキっという音の発生源だと思われる熊は、ぐったりと全身の力が抜けている状態で傷らしい傷も最初の脚えの一撃である穂先で出来た小さな傷だけで生死は、分からない状態である。
生死が分からない以上止めを刺して生死をはっきりするしかない、と悩んでいるとふと読んでいた小説で良くある設定に生き物は、アイテムボックス内に収納出来ないという設定が良く有った気がしたので腕輪の収納アプリを開いてカメラで死体だと思われる熊を画面に写した。
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