第陸話 外骨格起動と武器製作開始

「これで一通り揃ったのかな?」


 そう言ってブーツ、佩楯、ベルト、ガントレット、胴鎧、兜の順番に装着していった。


 以外にもフレームが内側にあるのも関わらず邪魔な感じせず磁石でくっついてるが如くフィットするような感じがした。


 最後青い箱だが恐らく空いてる装着枠からすると背中何だろうと思いこれは装備の鑑定を全部してからにすることにした。


《ビギナーヘルム|元は、新兵用に設計された頭部装甲パーツ、ロブスター・テイル・ポットと呼ばれる兜を参考に作られており、素材は、短角モノホーンラビットの革と青銅で作られている。

 |typeー汎用|物理防御 5 魔法防御 5

 |火0水0風1雷0土0光0影0|危険察知Ⅰ》


《ビギナーチェスト|元は、新兵用に設計された胴部装甲パーツ、胸部に3枚鳩尾に2枚脇腹に1枚ハードレザーが縫い付けられておる、圧縮成形され強度も上がっている、素材はレッサーフォレストベアーのハードレザーで作られている|typeー汎用|物理防御 5 魔法防御 5

 |火0水1風0雷0土0光0影0|体力上昇Ⅰ》


《ビギナーアーム|元は、新兵用に設計された腕部装甲パーツ、右利き腕輪持ちのために前腕パーツが右側が堅茹革ハードレザー板2枚青銅板1枚左側が堅茹革板3枚青銅板板と左が厚めのガントレット、素材に草原大猩々ステップコングの素材が使われている|typeー汎用|物理防御 5 魔法防御 5

 |火1水0風0雷0土0光0影0|投擲Ⅰ》


《ビギナーベルト|元は、新兵用に設計された腰部装甲パーツ、6㎝幅のベルトに急所守るように突撃猪チャージボアの鞣し革2枚で出来た草摺くさずりが下げられおる、その構造上多少の拡張性がある|typeー汎用|物理防御 5 魔法防御 5

 |火0水0風0雷0土1光0影0|後退ノックバック軽減Ⅰ》


《ビギナーレギンス|元は、新兵用に設計された脚部装甲パーツ、動き易さ重視にレザーブーツに青銅の脛当て、革の腿当てで構成された防具、ブーツと腿当てには草原狼ステップウルフの革が使用されている|typeー汎用|物理防御 5 魔法防御 5

 |火0水0風0雷1土0光0影0|連携Ⅰ》


《プロトタイプ・リアクター|軍用強化外骨格用に開発試作された初期型汎用モデルのリアクター、魔導工学や錬金術の技術によって周囲の魔素を集めて魔力に変換して動力にしている、試作のため集積変換補助用の魔物の血液と魔石の消費が少し早い|魔力チャージ速度50/1s、緊急15.5s|魔力容量500|魔力転換装甲25%》


 全て鑑定し終わりリアクターを背中の凸型パーツカチャっと嵌めた、するとリアクターは稼働し始め周辺の魔素を吸収していく、1度外に出てから嵌めれば良かったと今更ながら後悔しながらコアとリアクターの容量がたまるのを待った


 初期起動だからか2分位P○4の駆動音のような音が作業部屋内に鳴り響くとようやく静かになり安心したが今度はコアと腕輪の画面が点滅し始める気になって確認するとこう書かれていた


《リアクターの起動確認……確認終了、コア及びリアクター内に魔力抽出開始……抽出完了、コアとのリンク開始……リンク終了、強化外骨格、稼働開始》


 すると外骨格の内外あっちこっちからまるで排気や排熱をするかのように何かが噴き出している。


 これは、よくロボット系アニメやゲームにある初期起動時のあれだろう。


 なんとなくというかやはりそういう趣味持ちの自分としては、やはり興奮が隠しきれない。


 がふと思うと此所には自分以外誰も居ないので隠す必要が無いので思い、思いっきり声を上げた。


「ヤッフォー」と叫びながら思わず飛び上がってしまい2m位ジャンプしてしまい。


 着地したあと下がひゅんとして気持ちが落ち着いた、そして気がついアフリカの民族並みに跳んだ割には脚が痛く無いと。


「おぉー流石強化外骨格身体にかかる負荷が軽減されてる」


「取り敢えず防具手に入れたから次は、身を守る為には、武器を作らないといけないのか」


「確か記憶が正しければ某クリ娘好き大学生の漫画の扉絵のコラムのサバイバル術によると獣を狩る時に使う武器は遠距離武器に弓かクロスボウで接近防止と止めを刺す用に槍と戈を合わせたようなヘビィポールウェポンだったかな」


「で剣は、極力避けるべきだったかな?確か刺しても生きてた時に筋肉のせいで抜く事が出来ずにそのまま押し込まれてしまう事があるだっけかな?」


「取り敢えずスキルの錬金術とこの作業部屋の道具を試しつつ打製石器を飛ばして磨製石器の槍斧ハルバートでも製作してみようかね」


 そして収納箱から枝を4つ、石を5つ、蔓3m分を3本出した。


 石の加工と蔓の三つ編みロープは時間がかかりそうなので枝の加工から始めた。


 まず枝を錬成陣の中央に置いて漫画にあった錬金術の基礎、等価交換の原則と錬金術の工程、理解→分解→錬成を心の中で復唱しながら結果の錬成物をイメージし願うように合掌してから錬成陣に手を置いた。


 すると錬成陣が発光し陣の中にある4本の枝は、分解され混ざり合い螺旋をえがき1つになり一本の棒が形成されていく。


 錬成が終わり錬成陣の中に合ったのは、マーブル模様の捩れた2m位の正六角形の棒だった。

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