第4話 祭

ゲームにはイベントと言う物がある、イベントは様々あってバレンタインやクリスマスや正月やその他。

世界にはあらゆる祭りがある、この世界もあらゆるイベントがある。


「カイさんもう祭りの準備してる」

「そう言えば今日ってイベントあったか?」

「カイさんが趣味でやってると思うけど」


今日は何も無い日だ、あったてしてもただのお花の時期だ。

興味無いけどカイさんのとこに行こうか、新たな事が知れるかもしれない。


「カイさん、おはようございます」

「おはようございます、翔太さん。昨日は助かりました、これでビジネスができる」

「・・・あぁ、そうですか。で、売る物は何ですか」

「食べ物と防具と素材ですね。後ちょっとした遊び要素もあって、射的とか金魚すくいとかあります」


金魚ってあったんだこの世界に、俺釣りスキル上げてないんだよな。

でも意外といい祭りだこれでユグドラシルの街の治安も上がるだろう。


「私ある事に分かったんです、自分のスキルを活かしたら新たな物ができるって」


俺はもう知ってるけど。


「で、私達服や人形を作りました」


それは良い事だ、この世界服はガチャでしか獲得できない、まぁ、スキンと言う物。

これで服が安く買える。


「それは良いですね」

「そうだろう、後お礼に10万ゴールドを」

「いや、いいですよ。うちのギルド意外とお金あるから」

「そうですか、夜祭り来てくださいね」


*夜7時


祭りが始まった、外は賑やかだ。

俺そんなに祭り好きじゃないけどな、でも今日は楽しもうかあの二人にバレないように(亜香里とシズル)。


「いらっしゃい、何しますか」

「たこ焼きを一つ」

「ありがとうございます」


美味しい、実は関西の料理が好き。

そうだなぁ何処に行こうかな、あの屋台に行こうか。


「いらっしゃいませ」

「あれ、元就。お前も屋台開いてたんだな」

「当たり前だ、何食べる」


相変わらずに元就はイタリア料理が上手いな。


「オススメ頼む」

「了解」


女子冒険者が元就の屋台に来た。


「いらっしゃいお嬢ちゃん達、何を注文する?」


この為に屋台開いたのか分からないけど、どんだけナンパしてるんだか。

女子って言っても中身が女の子だとは限らない、中身が男の可能性もある。

そう言えば声ってこの世界で変わってるのかな、でも俺は。この世界に来ても声が変わっていない、じゃぁ男と女の見分けがができるな。


「はい、もうできたよ」

「ありがとうな元就」


隣の屋台でオークションが始まっていた、そこには珍しい超レア武器や防具が売られていた。

でも俺の武器と防具侍の職業で一番強いから今はいらない、でも素材とかある。

そこにはヨルムンガンドの牙とヨハネスの結晶が売られていた、珍しい物も売られてる。

ヨルムンガンドは猛毒ドラゴンで牙のドロップ率はたったに10%。

ヨハネスはクリスタルの巨人で結晶のドロップは20%。

でも俺50ストックあるんだよなそのアイテム、レイドでダンジョン行くと20人に一人がもらえるアイテムだからな。


「あ、翔太先輩」


この声はまさか。


「何処に行くんですか先輩」

「いや~、あっちにある屋台が気になって、今行こうかなって」

「じゃ、私と行きましょう」


何でこうなる、俺は自分で祭り楽しみたいのに。


「先輩意外と祭り好きなんですね、昔全然祭りに来てなかったのに」

「どうせなら祭りを楽しもうかなって思って」

「翔太先輩射的で遊びましょう」

「いいけど」


俺は亜香里と一緒に射的で遊んだ、でも亜香里は射的で景品をゲットしてなかった。

亜香里の目は景品が欲しがっていた、俺は景品いらないし、これ亜香里にあげようか。


「亜香里これいるか?」

「ありがとうございます翔太先輩」


俺は突然シズルに引っ張られた。


「翔太先輩次はあの店に行きましょう、・・・って、あれ翔太先輩」


亜香里は俺を探していた。


「翔太くん、私をほっといて二人でデートは許しません、罰に私とデートです」


何故こうなる?


「はいはい」


俺は溜息履いた。

俺はそれからシズルといろんな屋台に行った。


「翔太くんあ~ん」

「良いって」

「翔太くんがあ~んしないと帰れないよ」

「はいはい」


俺は二度の溜息履く。


「俺は疲れたから帰るよ」


俺はギルドホームへ帰った、今日は二人に付き合わされたからな。

そのままベットに入った。


*朝4時

俺は目を覚まし、前には亜香里がいた。


「何しに来たんだ?」

「え、えっと実は一緒に寝ようかなって」


実は俺は早起きが早いタイプだ、だから来るのは朝3時からのほうがいい、良くないけど。

それから俺はサブ職業の研究をした。


「予言のサブ職業か~」


予言のサブ職業は便利は便利だが、あまり今では役立たない。

相手のスキルのクールダウンが見えたり、ダンジョンボスやレイドボスのクールダウンや固有スキルが見えるだけで今は役立たない。

昔バトルロワイヤルモードでは約だったけど、今そう言うのやりたくない。


*朝5時


元就、ミツルギ、シズル、ジャンヌ、ゆかりと景夜が起きた。


「翔太の兄ちゃん、一緒に特訓してください」

「いいけど特訓だとミツルギの方がいいよ」

「俺に任せとけ」


ミツルギがドヤ顔をした、でもミツルギは剣道四段だ。


「まずは弟子にさせたら良いと思う」

「私も特訓したいです」

「ゆかりは亜香里に特訓してもらったら良いと思うよ」

低レベルで師匠を取得したら、レベルアップが早い。

EXPが2倍もらえるしPKプレイヤーキルされない。

だから師匠がいたら安全だからな、でも今は低レベルで師匠いても狙われる可能性がある。

何故なら今のプレイヤーは脳を持っている、問答無用でかかってくる。

でもこのフィールドで戦ったら、防兵に瞬殺される。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る