第3話 本当の気持ち

今日は元就がレストランを開く日だ、でも売れるのが不安だ。

元就は昔3星レストランにスカウトされたぐらいの才能がある。


「お!翔太、今開くとこだったんだ」

「俺も手伝うか営業を?」

「ありがとう、今猫の手を借りたいぐらいだった」

「私達も手伝います」

「俺達もだ」


皆でレストラン営業を手伝った。

ここからが戦いだ。


「皆さんようこそフォルテゥナレストランに」

「どうせ味がしないんだろ」

「騙されたと思ってるでしょ、このサンドイッチを食べてみてください」


元就の目が悪意を感じる、何か企んでるな。


「何これ美味い」

「まじで!!!」


冒険者が慌ててレストランに入った、まるでセール品を買いに来たお客様みたいだ。


「お客様こちらに並んでください」


亜香里がレストランの看板娘をやっている。


「翔太、君料理スキルレベル50だったよな。料理手伝ってくれ、ここの料理はレベル50以下で作れるから」


元就に料理の手伝いを任された、まるでシェフの戦場みたいに忙しい。

次々と注文が来るし、暑い。


*夜7時


「もう終わったか、やるな翔太」

「お前こそな元就」


やっと終わった、今日10万ゴールド稼げた。

10万ゴールドはゴブリン2万体持っている金額


「そうだ、バイト募集ポスター貼っとこう」


〈バイト募集中シェフだと月収2万ゴールド料理人レベルは40以上、アルバイトだと月収1万ゴールドレベル制限無し〉


「今日は疲れたから寝よう」


*朝4時


いつも通りに朝起きた、今日何も予定がないな。

俺は外に出た、そこには中学生の男女が玄関前で寝ていた。

俺は起きないように部屋に入れた。

それから2時間たった、彼女達は目を覚めた。


「おはよう」

「お、おはようございます」

「何故玄関の前で寝てたんだ?」

「実はこのチラシを見て」


アルバイト募集のチラシか、そう言えば貼ってたな元就のやつ。


「おはよう翔太」

「バイトしたい人がいるぞ」

「おはようございます、私の名前はゆかりでまだ寝ているのは弟の景夜でレベル2人とも18です」


名前ゆかり職業陰陽師、サブ職業無し、レベル18。

名前景夜職業モンク、サブ職業無し、レベル18。

レベル18だとサブ職業まだ選べない、レベル40からサブ職業が選べる。


「いいじゃない翔太、この子達ギルドに入れたら」

「そうしようか」


俺はゆかりと景夜をギルドに入れた。


「部屋3階空いてるから自由に使って」


突然ドアをノックする音がした、俺は外を出た。


「アルバイト探してるチラシを見たんですが」

「あ、入ってください」

「失礼します」


優しいそうなお兄さんが来た。


「僕の名前はジャンヌ職業が2刀流、サブ職業料理人。レベルは90」


大物が来た!!!

このサーバーでレベル90の人はただの20人だけ。


「採用します、でもギルドは?」

「実は僕ソロプレイヤーなのでギルドは入ってません」

「ギルドに入りますか?」

「いいですよ」


これはありがたい、このギルドだけでレベル90のプレイヤー7人いる。

でもギルドホーリーナイトには勝てない、あのギルドレベル90は3人でも入ってる人1500人以上いる大手ギルドだ。

後大手ギルドは生産系や格闘系とかある、俺のギルドはどちらでもない。


「朝ごはん食べてからレストランを開けましょう」

「おはようございます皆さん」

「全員集まった事だし朝ごはんにしよう」


朝ごはんを食べた後、元就はレストランを営業した。

俺は予定とか無いからユグドラシルの大樹まで散歩をしていた、後ろからシズルが来た。


「翔太さん実は言いたい事があるのです」

「何の事だ?」

「翔太さん私を覚えてますか」


俺はシズルに会った記憶がない、でも懐かしい気がする。


「覚えてくれてる翔太君」

「あ!あの中学の時のシズル!」


成長てこんなに変わるもんだ、昔とは全然違うな。


「実は翔太くんの事が」


突然ミツルギが電話かかってきた。


「早く戻って来い」

「分かった今行く、ごめんちょっと用事がある」


俺はシズルを無視して戻った、シズルは顔赤くしていた。


「どうしたんだミツルギ」

「カイがお前に会いたいって」


名前カイ職業アサシン、サブ職業商人レベル90。

カイは生産系大手ギルドのユグドラシルマーケットのギルドマスターである。

そのギルドマスターが俺に何のようだ。


「実はこの味がある食べ物作り方を教えてくれ」

「それは料理人がコマンド使わずに料理するだけ」

「そんな単純な事、後で実験するよ」


カイさんが帰った、明日祭りになりそうだな。

あ、おれシズルの事忘れてたな、今シズルのいるとこに行こうか。


「おーいシズル、さっきはごめん。で何を話したいんだ」

「実は私好きな人がいるのでし、でもどうやって伝えればいいのか」


以外だなシズルが恋心があるなんて、人間だしな。


「普通に伝えればいいじゃないか、男は好きって言ってくれるだけで嬉しいから」


俺何を言ってんだ、超恥ずかしい。

翔太はシズルが好きな人が自分だと気ずいていなかった。


「あの翔太くん私実は」


突然亜香里がやって来た。


「翔太先輩、あっちに行こう」

「ちょっと待ってくれ亜香里」


亜香里が半笑いしていた。


「何処に行くんだ?」

「デートですよ」


ふぅーやれやれだな亜香里は。


*夜7時

夜ご飯を食べていた。


「おい翔太、女の子2人囲まれてモテモテだな」

「そんなのじゃないから」

「そうです、私と翔太先輩は付き合っています」

「何ですって!?」


シズルが突然激怒した。


「おう、三角関係って羨ましいぞ翔太」


ミツルギ達がからかってきた、俺そんな関係じゃないし。


「でも喧嘩だめです、私だって」


実はゆかりはジャンヌさんの事が大好きだった。


「ジャンヌさん、花咲かせてる乙女がいますぞ」

「そんな事ありません」


ゆかりの顔は赤くなった。

しかし恋ってこんなに重いんだな、俺自身恋愛経験一切無かったしな。

って言うか2人近いんだけど。


「あのどうしたんだ二人共?」

「翔太くんが好きなタイプってどんなタイプ」

「料理ができる人が好きだな」


二人の心に火が吹いた。

今日はいろんな事が起きたな。

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