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「ねえ、君」
「なに?」
「もし僕があと三万円出すって言ったら、どんなサービスをしてくれる?」
「え?」と少女は体を百八十度回転させて男を見た。
「あと三万円も払ってくれるの!?」そういう少女の瞳は子供らしくきらきらと輝いていた。
「サービスの内容による」と男は少女に告げる。
「なんでもするよ! いや、そりゃなんでもします! どんなことでもやります!」
少女はそう言いながらベットの上にわざとらしく正座をした。にこやかに微笑んでいる少女の笑顔とベットから抜け出したことであらわになったその美しい裸体が再び男の目を楽しませてくれた。この少女はおそらくベットでタバコを吸っている痩せた男の年齢の半分も生きてはいない。顔はそれなりに美しい。体も痩せてはいるがきちんとした肉感が残っている。胸はそれほど大きくはないが手足がすらっとしていて、無駄な贅肉がない。そんな年頃の少女がまるで子犬のように男になついてくれることは、たとえそれば金銭を媒体にした関係だったとしても、それなりに男の心を揺さぶって快楽を与えてくれた。
「うわ! お客さん元気だね」少し下を向いて少女は言う。
「結構年いってるのに体力あるよ」
「体力がない奴はこんな辺鄙な街までやってきたりしないよ」と男は言う。
「そりゃそうだね!」と少女はとても無邪気な顔で笑う。
「それで、どうするの? 普通にもう一回やるってだけじゃだめってことでしょ? 私はなにすればいいの?」
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