悩んだ挙句に書く!

 悩んだ挙句に書き出したキロールです。

 短編ホラーですが、まずこれを書いて、完済させて、推敲して、朗読して、面白かったらアップします。

 何時になるかは分かりませんが。


 まあ、面白いと思うから書き出して、時間削って書き続けている訳ですから、完成させて、変な所がなければアップはすると思います。


 それにしても、スニーカー文庫はラブコメを求めているのですかねぇ。

 その辺はちゃんと読んでないので、お好きな方にお任せするにしても、実の所、公募が始まったつばさ文庫は気になっています。

 私の硬い文体及び選ぶ題材ではつばさ文庫向けではないのは百も承知していますが。

 最終的な目標が、息子(まだ三歳)に読んでもらうと言うのもあるので……。


 ただ、児童文学は難しいですよね。

 言葉や題材を選ぶと言うのは当然ですが、子供向けならこんな物だろうと言う手抜きみたいなのは絶対子供は見抜きますし。

 長すぎて、こんなの読めないだろうと大抵の大人が思って居た物が大ベストセラーになったりもしますし。

 ハリー・ポッターの事ですが。

 出版した会社の編集者が娘に読ませて、娘が続き読ませろと言ったから出版にゴーサインを出したと言う話は有名ですから、子供には無理だと思うのは大人の勝手な押し付けでしかない。

 だからと言って、難解な話を書いても良いもんではないですからね。

 話の上手い人は難しい話も簡単に説明するとは良く言いますが、その能力も求められている。

 ですから、つばさ文庫に公募されている方々を見ると、本当に凄いなぁと思います。


 私が子供の頃は児童文学系の本をよく読んでましたが、徐々に子供向けに編集されたホームズとか古いSFとか民話とか雑多に読んでいき、最終的には落語の種本に行き、聖書とか宗教書に興味が向いた変な子になりました。

 どれも漢字などはひらがなに変わっていたりしましたが、話の骨子は変わっていませんでしたね。

 説明を分かりやすくしても、話の質が落ちる訳じゃないんだよなと思い出す次第。

 今でも『不死販売株式会社』と言うSFのディストピア感は私の中に息づいているくらいには心に残っています。


 さて、難しい話を難しいままに書いても読まれないのは、WEB小説でも同じですよね。

 殆ど素人が書いた難解な小説を楽しめるかと聞かれると、私自身首を捻りたくなりますから。

 それでも、感想企画の時なんかは、合わないと思っても読み続けましたが、これはきっと私が、創作の辛さを知る作者だからで、そんなこと関係ない読者であったならば、一話切しただろう作品もありました。

 現に投票企画に参加させて頂いた時は、参加作品の一話は全部読みましたが、続きを読んだのは自分お好きな作品だけでしたから。

 如何に文章が上手く、勉強になると思っても一話以降読まなかった作品もありました。

 合わないと思えば上手いと思える作品すら読まないのだから、何か難しい作品、無駄に頭を使って疲れる作品は読まないよなぁと最近しみじみ実感しています。

 これってきっと、なろうでも変わらないんじゃないかな。


 私はテンプレは使いこなせない人間(試しに使って諸に詰まった)なので、独自の世界観を構築したい人ですが。

 分かりやすく世界観を示す方法が分からない。

 キャラの掛け合いに練り込めれば一番なんだろうけれど。


 そんな悩んでいる私にダイハードテイルズ情報局がテンプルに右拳を放ってきた。

 新作の紹介文を読んでガツンと来た。

 6月28日発売の新作「スズメバチの黄色」の紹介文だ。


(みんなで買おう:https://www.kadokawa.co.jp/product/321904000578/)


欲しいのは銃か、ウイルスか、クロームメタルの心臓か。

ヤクザ組織にスカウトされて、クローンどもと殺し合うか。

それとも頭に電脳埋め込んで、暗黒メガコーポに無謀な戦いを挑んでみるか。

生きるか死ぬか。ニューロンを焼き切るか、焼き切られるか。

それともアサシンの放った銃弾が、お前の頭を吹き飛ばすのが早いか。

ここはネオサイタマ。欲望渦巻くケオスの都市だ。


 短いがほぼ全てを語っていると思う。

 これはニンジャスレイヤーの公式スピンオフ作品だが、ニンジャが主役ではない一般人視点のあの世界を描いた物らしい。

 実にサイバーパンクであり、本文はニンジャスレイヤーの代名詞である妙な表現を極力そぎ落とし、慣れていない人でも読み易いそうだ。

 欲しい、また読む本が増えた。


 さて、ダイナミックマーケティングはこの位にして、話を纏めよう。


 硬い文章でも、話まで硬くしないで良い筈だ。

 もっと頭を柔らかくして、どんな読者層に向けて書くのかを明確に想像する。


 ホラー短編はファンタジーにおける魔獣の食害について考えて書いている。

 英雄不在の、辺境の村に訪れた魔獣はきっと暴威だろう。

 熊の食害事件を幾つか思い出す話になってしまいそうだが、熊では無く魔獣。

 何処まで恐怖を、リアリティのある恐怖を描けるのかが問題だ。

 ホラーならば全滅エンドもありだが、それでは救いが無さすぎるので色々と画策中。

 淡々とした報告書めいた文章を目指して誠意制作中。


 平素な文章に潜むリアルな恐怖を何とか書きたい。

 今回は其れが目標である

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る