第4話

「お兄ちゃんおはよう!」

「あぁ、おは……何だその服?」

「もうーお兄ちゃん忘れたの?今日は沙希の入学式だよ!」

「え…そうだったのって事は沙希はもう中学生か!」

「って事でお兄ちゃん入学式来てね!」

「は?」

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 入学式に来てしまった、この中学は俺が通っていた所だ先生とか知り合いに見つからないようにマスクとサングラスを掛けて変装をした、どう見ても不審者だが見た目が怪しいだけで通報する奴なんてアニメや漫画でしかいない…多分。

 入学式では校長みたいなのが入学式する子の名前を人ずつ呼んでいった。

 長かった校長の名前呼びと校長の話が終わり、新入生たちは解散していた。

 沙希が小学生からの友達を連れてきた

「これが沙希のお兄ちゃんだよ」

「へぇーそうなんだ」

「はじめまして沙希ちゃんのおにいさん、かほと申します」

 礼儀正しい子だなつい最近まで小学生だったとは思えない。

「はじめましてひろきと申します、沙希がいつもお世話になっています」

 俺も礼儀正しくしてみた(礼儀などあまり知らんが)

「ねぇねぇお兄ちゃん!かほちゃん、家に泊めても良い?」

「は?」

 沙希にはいつもお世話になってるしこのお願いは絶対に断れない、断ったら沙希は許してくれるだろうが俺が俺を許さない。

「もちろんいいよ」

 心の声(絶対やだ)

「ありがとうございますダメな日とかありますか?」

「いつでも来ていいよ」

 心の声(365日ダメな日です)

「わかりました、では明日行きますね」

「わかった」



 どうしよう






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絶対にお兄ちゃんを惚れさせてやる! ろいやる @roiyaru

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