「なぜ生きる」と「なぜ死ぬ」

Rin

第1話 「なぜ生きる」と「なぜ死ぬ」

 3月下旬の雪解けの、春。今月の21日まで、札幌の北海道近代美術館にて、開催された「特別展」だ。

 誕生70年、没後40年記念。「深井克美展」を見にいって来た。

 今まで、見て来た日本人画家の中でも、飛び抜けていて、涙が出そうになるくらい、衝撃を覚えた。

 また、30歳の若さで、自ら命を絶った。「深井克美」は、小さい頃から、

 脊髄カリエスに侵されていた。自分の身体が、病に苦しむ、痛くて、ガラスの破片のように、「生かされている実感」と「いつ死んでもおかしくない」恐怖が、この、「深井克美」の絵が、儚くも、鬱くしい、そして、恐怖と向き合ったからこそ、

 代表作である、「バラード」・「オリオン」が、生まれたのだ。10作品ちかくは、「未完成」のままだ。

 未完成の作品で、「ランナー」と付けられた作品がある。凄く淡い色合いで描かれていて、虹色のような「こころ」を表現し、「生きる」と「死ぬ」。を追い求めていた彼だからこそ、感動する。

 3月下旬の北海道。雪解けの寒さが、彼の蝕んだ身体に痛感した。


「なぜ生きる」と「なぜ死ぬ」

深井克美展より、深井克美が語った

詩の一文より引用。




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「なぜ生きる」と「なぜ死ぬ」 Rin @Rin_2019

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