前回と前々回のやつの蛇足

● 入学式の後


「せんぱい、好きです」

「ああ(小説を読みながら)」

「それで、その、わたしと……お付き合い、してくれませんか?」

「おう(読んでた小説がちょっとえっちなシーンになって、少し顔が赤くなっている)」

「えへへへへ」

「……(ギャグシーンがきて笑いを堪えている。ニヤケるのを必死に堪えようとしているようにも見えなくはない)」

「それじゃあ、明日からもよろしくおねがいしますね、せんぱい!」

「おう!(ちょっと熱いシーンがあってテンション上がってた)」

「……」

「…………」

「………………」

「あれ、後輩どこ行った……?」

「ま、いっか」

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