第10話「駐車場にて……」

 イオンで晩飯兼つまみを、買いにいったとき。


 いわゆる身障者用駐車スペースがたくさん並んでいる

 ウチ半分くらい埋まっていて、またそのスペースに新たに車が一台。なんだか高そうな車だ。


 ガチャ、クワバ!


 と、でてきたのは30代くらいオッサン、どうみても健康そのもの……。

 イオンの身障者スペースに車が止まると、黄色い警告灯と、アナウンスが流れる――「このスペースは、身障者用の~」みたいな奴だ。


 オッサンはオール無視で店内へ。




 うん、凄いな! 色々と!




 バカ見たいに金掛けてスペース確保する店も凄いが、全く動じないで、堂々と車を停めるオッサンが凄い。

 確か、身障者用スペースは、専用ではなく優先なんだっけ?

 だとしても俺には、あれはどうしてもできない……。


 スペースがなくて、身障者用スペースを眺めながら、空きがないかをグルグル探す道を選ぶな~、と。


 国も、いっそ専用に、すればいいのになーと。バカな法律は早いのに、そゆとこは後回しにするとかなー。


 シャアだって、シャア優先ザクだったら困るじゃない?

 シャア「おぉ? 私の機体が? 誰だぁ!?」

 整備員「あ、昨日から専用とかなくなって、今は優先です、さっきジーンが乗って行きましたよ?」

 シャア「Σ」

 

 てなったらどうするよ?


 「赤い彗星」が、たまに「赤い? 彗星」に、なるで。



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だから作家は猫を噛む LA軍@多数書籍化(呪具師100万部!) @laguun

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