適宜適切に

韮崎旭

適宜適切に

完了した遺骸の陥穽に陥る夢から、見たいものなんぞないが、壊れてゆく、

遺骸の外観とその腐敗の美し旋律を聞き取ることもそんな能力もないまま、酔った状態で人間に接するからよくないことが起こることがよく発生する事案として、パーキングエリアと殺人、消耗と関係性の、破棄された願望。

願望。堅牢。思慕、水葬、夏。

できそこないだった記憶力の言われるがままに随いふるまう意思のない日々を抱えて泣きそうな

副腎や腎臓の問題であったり、調理場の気候変動の境目を見つけて見せたのはもう送付された過去に変わり、変質し、経年劣化し、償却期限も満了して、待つばかりの死んだヒマワリを……。


東海道線や山陽新幹線などのロマンスと不遜な死体遺棄、山林、惨憺たる、虹彩には休暇を、心理には倒壊を、看板の中を歩く日は来ないように見え、自身の依存症を自嘲してみる。


雪はもう降らないから。

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適宜適切に 韮崎旭 @nakaimaizumi

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