あらすじ【ネタバレあり】

この小説のあらすじを簡単にご説明いたします。

作品概要とは違い、詳説を含めておりますので、ネタバレ注意です。

よろしくお願いいたします。


 異世界ファンタジーの世界には、勇者が転生してやってくる。

 彼らは皆、世界の平和を脅かす存在、魔王を倒すことのできる唯一の存在として、異世界より召喚され、崇め奉られていた。

 しかし一方で、彼らはこの世界のことを何も知らない。

 そこで、彼らを影から操り、人民をコントロールし、国を裏で守る存在が居た。

 その名はモブ。

 彼らは日々国王から与えられる極秘の任務を熟し、魔王や勇者から国民を守るのだ。


 好きなことも、世の中から認められるような得意なことも、何も持ち合わせていない引きこもりの少年、スピカ。異世界ファンタジーの世界にも当然就職はあるわけで、スピカは今年就職を迎えようとしていた。彼には、他の人にはない、唯一の特技があるのだが、その技術は時代の進歩とともに用無しになっていた。そのため彼は、どこにも就職できずに一人悩むのであった。ある日のこと、彼がそとをぼんやりと眺めていると自分宛の手紙が届く。そしてそこには「モブ」への招待状が入っていた。

 一方、彼と共に招待状を受け取った少女、エレナが居た。彼女は、幼い頃魔王に両親を殺害され、モブに助けられたことを機に、モブに就職しやすいと言われる、国の運営する最も厳しい士官学校に入り、そこを主席で卒業したエリートの少女であった。彼女は士官学校卒業後、やっとの思いで憧れの職業に就き、胸を躍らせる。

 しかし、スピカとエレナは最悪の出会いをしてしまう。エレナはスピカを軽蔑し、「ヘタレ」だという。一方のスピカも、エレナを「高慢」だという。

 しかしある任務でのこと、エレナは自らのミスで苦境に陥ってしまう。彼女は、助けに来てくれたスピカに心を開くようになる。

 その後彼らは協力し、様々な任務を乗り越えて、「真の仕事」について学んでいく。「仕事」はどうあるべきか、「幸せ」であるためにはどうすればいいか。そのようなことを学びながら彼らは成長し、魔王から世界を救うために立ち上がるのであった。

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モブキャラ、はじめました。【上】 ドクターみかん @DoctorMikan

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