第16話 高原夏希 16

 嫌がるさくらをソファーに座らせて、後ろから抱きすくめる。


「…言えなかった。」


「……」


 俺が話し始めると、さくらは少しだけ…体の力を抜いた。


「…悪かった。」


「……」


「…俺も、知らなかったんだ。」


「……」


「…別れて…産んだ後で…認知してくれって言われて…」


「…認知したんだ…」


「…ああ。」


「……」


「…誰から聞いた?」


「……」


「…誰からでもいいか…俺からじゃないってのが…重要なんだよな…」


 大きく溜息をついた。

 俺は…なんて馬鹿なんだ。

 さくらを傷付ける事を分かっていながら、ずっと話さなかった。

 時間が経つにつれて…話さなくてもいいんじゃないか。なんて思って。

 知られないで済むなら、その方がいい。

 なんて…


 自分に都合のいいように、そう思ってた。



「…ごめん…なっちゃん…」


「え?」


「酷い事言って…」


「さくら…」


 さくらの体を向き直らせて、ゆっくりと抱きしめる。


「謝るのは俺の方だ。今が幸せすぎて…壊したくなかった…」


「……」


「…結局…壊した…か。」


「なっちゃん…」


「……さくら?」


 突然、さくらが俺の首筋に唇を押し当てた。


「おい…」


「いいでしょ…?」


「……」


 これは…

 自分とも、子供を作れ。

 そう…アピールされてるんだろうか。


「…ちょっと待て…さくら。」


 体を離すと。


「…あたしの事…嫌いになっちゃった?」


 さくらは泣き腫らした目で、俺の胸元を見たままで言った。


「…嫌いになるわけないだろ…」


「じゃあ、抱いてよ…」


「……」


「怖いの…なっちゃんが…あたしを置いて、子供の所に行っちゃうって思って…」


「さくら…」


 胸が引き裂かれそうだった。

 こんなにも…さくらを傷付けてしまうなんて…

 俺は、なんてバカなんだ…!!



「どこにも行かないよ。」


 さくらを抱き上げて、ベッドに運ぶ。

 カーテンを閉めて、服を脱いだ。


「さくら…愛してる。」


 相変わらず、うつろな目のさくらは。

 俺の言葉には何も答えなかった。


「ずっと…さくらのそばにいる…」


 首筋にキスしながら言うと。


「…じゃあ…結婚する?」


 さくらがつぶやいた。


「……」


「…ずっとそばにいるのに…結婚しないの?」


「…結婚しよう…」


 さくらの目を見て言うと…

 さくらは、ゆっくりとうつろな視線を俺に向けて。


「……罪滅ぼし?」


 小さな声で言った。


「違う。前から思ってた。」


「…でも、言ってくれなかった…」


「さくら…」


「…子供の事と一緒ね…都合が悪い事は、言わないんだよ…なっちゃん…」


「……」


「…抱いて。」


「……」


「早くして!!」


「…さくら…」



 さくらは…泣きながら、俺に抱かれた。

 何度も萎えかけたが…さくらに応えるために耐えた。

 …避妊はしたが、さくらは何も言わなかった。


 ただ…

 二人で果てた後。


「……結婚なんかしない……」


 さくらが、小さな声でつぶやいた…。


 * * *


 あれから…

 さくらは変わらずカプリに歌いに行った。

 シンガーになる夢は嘘だった。

 …あれは…本当だったんだろうか。



 俺は極力普通に接した。

 普通に接したが…前よりももっと、さくらに対する愛情をこめたつもりではある。

 最初はぎこちなかったさくらにも、少しずつ明るさは戻って来た。

 花を買って帰ると、笑顔を見せてくれるようになった。

 だが…女性スタッフからの電話に、過敏になった。

 今のは誰。と、低い声で聞かれた。


 …仕方がない。

 さくらはまだ16歳で。

 大人の事情なんて分かりゃしない。

 分かりたくもない。


 さくらから誘う事はなくなったが、俺を拒む事もなかった。

 避妊をしても何も言わなかったし…今までと何も変わらないようだった。

 腕枕をして眠り、朝起きて一緒に食事をする。

 俺が仕事に行っている間…

 …さくらは何をしているのか、分からない。


 本当は、『ヒロ』という男を連れ込んでいたのが少しトラウマで。

 昼間に家に帰るのは、少し苦手だ。

 だから、今は…今から帰る。と、家に電話をするようになった。

 いない日もあるが…

 さほど気にしないようにしている。



「……」


「…何見てる?」


 ある日、さくらがソファーに座ってクッションを抱きしめたまま、窓の外を眺めていた。

 抱きしめるように座って、視線をさくらに合わせる。

 見えるのは…空に浮かんだ雲。



「…何か飲むか?」


「ううん…ありがと。」


 最近…こうして寂しそうな顔をする事が増えた。

 俺は、さくらを大事にしたいのに…結局、俺自身がさくらを傷付ける。


 あれからさくらは、子供の事も、結婚の事も言わない。

 俺は月に一度行っていた周子の家も、行かなくなった。

 これ以上さくらを不安にさせたくない。



「…ねえ…なっちゃん。」


「ん?」


「お願いがあるの。」


「なんだ?」


「旅行…したいな。」


「旅行?」


 意外な言葉だった。

 さくらは俺に合わせてくれてるのか、それともさくら自身もそうなのか…

 遠出に全く興味がなかった。


 二人で行った、最長の距離は…

 たぶん、初日の出を見に行った山。

 しかしそれも、隣の州だ。



「いいよ。どこに行きたい?」


 さくらの髪の毛に唇を落としながら問いかけると。


「あたし…なっちゃんの生まれた街に行ってみたいな…」


 さくらは、俺に体を預けるように力を抜いて言った。


「俺の生まれた街…?」


「うん。前に聞かせてくれたでしょ?リトルベニス。」


「ああ…」


「行ってみたいな…」


「……」


 俺の生まれた街に行きたいと言ってくれているのに。

 ひどく、さくらを遠く感じた。

 俺の腕の中にいるのに。

 さくらは、ここにいないように感じた。



「さくら…」


 ギュッと抱きしめた。


「苦しいよ…」


「さくら…」


「……」


「さくら…リトルベニスで…結婚式を挙げよう。」


「…え?」


 さくらが、ゆっくりと俺を見上げた。


「結婚して欲しい。」


「……」


 さくらは俺を見上げたままだったが…その顔に喜びはなかった。

 ただ…

 寂しそうな目で。


「あたしは…なっちゃんを縛りたくないよ…」


 小さくそう言いながら、俺の腕を離れて行った…。



 * * *


 リトルベニスに行けるよう、何とか調整を試みたが…

 俺のスケジュールはそれを許さなかった。

 せっかくの旅行を、強行スケジュールにはしたくない。

 さくらと二人、のんびりと過ごしたかった。


 だが…

 三月末にならないと、旅行できるほどのオフが取れない事が分かった。


「ごめんな。」


 スケジュール表をテーブルの上に開いて、さくらに謝る。


「そんなの、全然いいよ。それにしても…忙しいね。」


 さくらはそのスケジュール表を眺めながら。


「世界のDeep Redだ。」


 笑った。


 さくらが瞳の存在を知って四ヶ月…

 今年はイベントも大げさにはやらなかった。

 ただ、二人でいた。

 クリスマスには、指輪をプレゼントしたが…さくらは複雑な表情をするだけだった。

 そして、その指輪は…

 今もケースに入れられたまま。



「さくら。」


「ん?」


 ベッドでさくらを抱きしめて、テレビでやっているカウントダウンに向けての番組を眺める。

 テレビ出演の話もあったが、俺の一存で断った。

 まあ…

 メンバーも家族で過ごしたいと言ってたから、結局は喜ばれたが。



「…プロポーズ…どうしても受けてくれないのか?」


「……」


「さくらは、俺を縛りたくないって言ったけど…俺は、さくらになら縛られたいと思う。」


「…なっちゃん…」


「生まれて初めてだ。束縛されたい、独占されたいなんて思うのは…」


「…でも…」


 さくらは体を起こすと。


「…でも、子…は…?」


 小さな声で言った。


「え?」


「…ううん。なんでもない。」


 さくらは俺の上に覆いかぶさると。


「……今より、もっと料理してくれる?」


「…ああ。」


「今より、もっともっと好きって言ってくれる?」


「…ああ。」


「今より、もっともっともっと…」


「さくら。」


 さくらの腰を持ち上げて体を起こすと、両手でさくらの頬を包んで。


「愛してる。これからも、今よりずっと愛してくから…」


「……」


「結婚して欲しい。俺の…妻になって欲しい。」


 さくらを見つめながら、ゆっくりと言う。


「……」


「ずっと…そばにいて欲しいんだ。」


「……」


 無言のさくらが、ふいに俺の目の前に…手を差し出した。


「ん?」


「…指輪。」


「……さくら…」


 俺は片手でさくらを支えて、体を伸ばしてベッドサイドテーブルの引き出しにあるケースを取り出す。


「…はめていいのか?」


「だって、なっちゃん…泣きそうなんだもん。」


「仕方なしかよ。」


「でもありがたいでしょ?」


「…ああ。」


 ああ…さくらだ。


 指輪をはめる手が、震えている気がした。

 それは、さくらの手だったのか。

 俺の手だったのか。



「…指輪なんて、初めて…」


 さくらは自分の手をまじまじと見て。


「…似合う?」


 俺に、見せた。


「意外と。」


「もうっ。」


「似合う。」


 ギュッと抱きしめる。


「…ありがと。」


「…こちらこそ。」


「…明日の朝は、オムレツが食べたい。」


「了解。」



 さくら。

 俺は命を懸けて…


 おまえを幸せにするよ。



 約束する。



 * * *



 年が明けると、さくらに驚きの新展開があった。

 カプリでのステージを見た客の口コミで、徐々に広まっていたさくらの人気。

 他の店からも歌いに来てくれと言われるほどになっていたが…



「…プレシズで?」


「うん…」


 プレシズ。

 それは、世界の富裕層に人気のホテルで開催される、大イベント。


 俺はたぶん、口を開けていたと思う。

 仕方がない。

 だって…プレシズだぞ…!?



「……」


「…大丈夫かな…あたし…」


「やったなあ!!」


「えっ…きゃっ!!」


 俺はさくらを抱き上げると。

 強く抱きしめてそのまま一度回った。


「なっ…なっちゃん…みんな見てるよ…」


 ああ…家じゃなかった。

 って、俺はそんな事はどうでも良くて。

 ただただ、さくらが認められた事が嬉しかった。



「あー…めちゃくちゃ嬉しい!!」


 俺の喜ぶサマに、さくらは少し戸惑いながらも。


「…ビックリした…なっちゃん、あまり大声なんて出さないから…」


 瞬きをたくさんしながら、笑った。



 今日は仕事の後で、待ち合わせた。

 さくらにとっては、懐かしのサイモンバーガー。

 さくらが辞めた数ヶ月後に新規オープンしたらしく、店員も知った顔がいない。と、さくらは首をすくめた。



「世界中の人に一杯奢りたい気分だ。」


 俺が上機嫌に言うと。


「…ただのイベントだよ?」


「おまえ、そ……まあ、そうだな。」


 あまりプレッシャーはかけない方がいいのか?

 そう感じた俺は、言葉を飲み込んだ。



 プレシズに出ると言うのは、プロでも難しい。

 その座を、レストランで歌ってる16歳が射止めただなんて…

 もう、さくらはシンガーとしての将来を約束されたようなもんだ。



「…なっちゃん、嬉しい?」


 さくらが、俺を覗き込む。


「ああ。サイコーの気分だ。」


「ふふっ。なら良かった。」



 最近、さくらの歌を聴く機会がなかった。

 だけど…プレシズに抜擢されるぐらいなら、相当上手くなったんだと思う。


「なあ、さくら。」


「ん?」


「久しぶりに、さくらの歌を聴かせてくれ。」


「えっ、何急に…」


「聴きたいんだ。」


「えー…そんな、改めて言われると…恥ずかしいなあ…」


 サイモンバーガーの新メニューを食べながら、さくらは照れくさそうに笑った。


「何ならここでもいいし、今からカプリに行くか?」


「もうっ、せっかちだなあ…カプリはこの時間はステージないよ。」


「プレシズが決まったって言ったら、歌わせてくれるさ。」


「……」


「な?」


 あまりにも俺が嬉しそうに言ったからか、さくらは観念したように首をすくめて。


「30前のおっさんに思えない。そんな顔されたら、断れないよ。」


 俺の肩に手を掛けて、頬にキスをした。





「えっ!!プレシズに!?」


 案の定、カプリのオーナーも驚いた。

 店の外でオーナーに出くわして、プレシズの話をすると…


「やったなー!!シェリー!!俺も鼻が高い!!」


 オーナーは、さくらの手を両手で握って、ぶんぶんと振り回した。


「それで、今から1曲歌わせてやってくれないか?」


「1曲なんて!!いつもの通り、1ステージやってくれ!!是非!!」


「そりゃいいや。」


「もー…あたしを無視して話が進んでるー…」


 さくらは唇を尖らせたが、俺がそれにキスをすると引っ込んだ。


「ニッキーはシェリーに夢中だな。」


「ああ。」


 さくらの肩を抱き寄せる。


「これ以上の女はいないね。」


「ごちそうさま。ああ、こうしちゃいられない。スタッフにも伝えてお披露目ライヴだ!!」


 オーナーはそう言うと、小走りに店へ向かった。


「…もう…」


 ふと、さくらを見ると、唇を尖らせている。


「どうした?」


「だって…」



 カプリはえんじ色の大きなテント屋根の店で、大皿料理の多い、ざっくばらんとした店。

 広い店内の真ん中にステージがあって、シンガーはそこで色んな角度から見られながら歌う。

 防音設備も何もない店ゆえ、今はアコースティック限定のようだが…これだけ広い敷地。

 俺なら、きちんと設備投資をして、もっと音楽も料理も楽しめる店にするけどな…

 オーナーはそこまでの欲はないらしい。

 今の、地元の人達に愛される店であれば。



『本日カプリにお集まりの皆さん!!今日は嬉しいお知らせです!!』


 ステージに、オーナーが上がった。

 夕方6時。

 この時間は昼間と客層も客数も違う。

 控室で別れたさくらは、少し緊張の面持ちだった。


『ランチステージで歌っている、我がカプリのシンガー、シェリーが!!なんと!!プレシズ出演が決定しました!!』


 オーナーのMCに、客席からは拍手喝采。

 それほど、プレシズは有名なイベントだ。


『普段、ステージはランチタイムしかないのですが、今夜は特別!!シェリーの歌を聴きながら、ディナーを楽しんでください!!』


 オーナーの紹介で、さくらがギター片手にステージに上がった。

 客たちが、立ち上がって拍手をする。

 さくらは満面の笑みでそれに応えながら。


『こんばんは。みなさん、温かい拍手ありがとう。今から少しの時間、あたしの歌と美味しい料理を楽しんで下さい。』


 俺は少し離れたテーブルにいた。

 客席も含めての、さくらのステージを見たいと思ったからだ。


 明るいナンバーから始まって、家族連れが楽しそうに体を揺らしているのが見えた。

 ああ…受け入れられてる。

 そう思うと嬉しくなった。


 ステージの上、さくらはとても幸せそうで。

 …逃げるための手段だった…。

 あれは…

 嘘だ。

 そう、確信した。



 時々MCを混ぜながら、さくらのステージは続いた。

 客層を見て、その瞬間に曲を決めるのか。

 近くにいた老夫婦のために、古い映画音楽を歌った時は…その夫婦は立ち上がってダンスを始めた。

 とても幸せに満ちて、愛の溢れた歌を。

 さくらは歌った。


 それで、さくらのステージは終わった。


 客席は、スタンディングオベーション。

 レストランで、こんな歌が聴けるなんて、と。

 周りからの声に、俺も上機嫌だった。



『ありがとうございます。』


 鳴り止まない拍手に、店側から一度だけアンコールを、と言われ。

 さくらが再びステージに。


『アンコールなんて…もったいないぐらい。嬉しいです。』


 胸に手を当てて、さくらは興奮を鎮めているようだった。

 桜色に染まった頬。

 この瞬間にも、ステージに駆け出て抱きしめたいぐらい、さくらを愛しいと思った。



『えっと…じゃあ、この…アンコールの一曲を…何にしようか…』


 さくらは弦をチューニングしながら、少し考えている風だったが。


『何がいいですかって聞こうと思ったけど、あたしの好きな曲を歌いますね。』


 チューニングを終えたさくらが、顔を上げて笑顔を見せた。


『あたしの、とても大切な人に…贈ります。』


 え…?


 さくらの視線が、俺を捕えた。


『…If it's Love』


「…さくら…」



 そして、さくらは歌い始めた。

 俺のキーじゃなく、さくらのキーでアレンジしてある…If it's Loveを。


 俺がちゃんと歌ったのは、誕生日に一度だけ。

 あとは…さくらが口ずさんでいる時に、一緒に歌ったぐらいで…



 おまえ、すごいな。


 え?だって、シンプルな曲だもん。


 でも一度でここまで覚えてるって…


 だって、あたしのために作ってくれてなんて言ったら…一生懸命聴いちゃうでしょ?


 …まあ、そうだけど…


 ここにね、すっと入ってきたの。



 そう言って…さくらは、胸に手を当てた。



 ステージに上がる前。

 唇を尖らせて、さくらが言った。


「あたしだって、なっちゃんに夢中なんだよ?オーナーったら…なっちゃんばっかりが夢中みたいな言い方して、あたしに失礼だよねっ。」



 …俺は…

 瞳の事で、さくらを傷付けた。

 あれから、さくらの気持ちが俺に戻って来ないのが怖くて…必要以上に、腫れ物に触った。

 そんなつもりじゃなくても、結果そうだった。


 さくらが俺を受け入れてくれてる。

 そう感じる瞬間が見え始めても…俺がさくらを傷付けた事は消えない。

 どこかで、俺はさくらに罪悪感ゆえの接し方をしてしまっていたかもしれない。


 なのに…

 さくらは、俺に夢中だと言う。

 そして、俺に捧げると言って…

 If it's Loveを…



 それは愛なの?って、誰もが言うんだけど。


 あたしは笑顔で、全力で言うわ。


 愛よ。


 ううん。


 愛以上よ。


 愛以上なのよ。

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