第24話

職業は召喚魔術師にした理由は簡単。

カエデとフェルと一緒に街を歩きたいから。


実際は、近距離戦も遠距離も出来るオールラウンダーで、この頃知ったのが自分で武器を生成できること。

物質ではなく魔力から作るからか魔力をすごく使う。頑丈になればなるほど、使う魔力が上乗せされる。


ステータスの魔法表記が大雑把すぎて何が出来るか確認出来てない。



「サモン『カエデ・フェル』」


魔法名を使わなくても呼べるが、周りから変な目で見られないようにカエデとフェルを呼ぶ。


『主様、今日はどこで泊まるでありんすか?』


「安いところに泊まろうかな?」


安いところといっても、街に着いたのが夕方だったためあまり空いていない。


さらに従魔と一緒に寝れるところを探したため、予定の安いところはなかった。


それに、魔国のお金がこっちじゃ使えないことをしった。


「初日から野宿かぁ…」


と言っていると、ニコニコしながら優男みたいな人が近づいてきた。


「お嬢さん、野宿をするのかい?」


「そうですね…まぁ、従魔がいるからしょうがないですね。」


「それじゃあ、僕の屋敷に来るといい。」


「いえ、大丈夫です。」


「まぁ、おいでよ。」と言いながら手を引っ張られる。

すると、少し行ったところに馬車があった。


あー…貴族ってやつかぁ…めんどくさい。


そのまま馬車に乗せられる。従魔達はいまは帰している。


優男は私の体をじっとりとしたいやらしい目で見ている。


道でやらかすのと色々と目立つので、人目のつかないところで逃げることにした。


優男の屋敷につくと早速ベットがある豪華な部屋に通された。


少しすると、優男が入ってきた。


「泊めてあげるから、夜のお仕事はしてもらうよ。」


「だから、いいって言ったのに…なんで、貴族っと冒険者は猿しかいないの…?」


はぁ、とため息をつく。


「君、誰にものを言っているのか知っているのか?」


「あー、でたよ権力を振りかざして、「お前より強いんだぞー」って勝手に思ってる奴。しょーじきにいうと、すんっごいウザイ」


そういい、相手をイラつかせることに成功した。



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