第12話
自分で思っていたよりも私の実力は高かったみたいだ。
ある程度授業を受けてみたが初めて聞くことはとても少なかった。それでも改めて聞いていても、魔法がなかった世界から来たということだけで少しワクワクしながら話を聴いているので、つまらなくはない。
約3ヶ月後に大きな実習があった。
冒険者の仕事の手伝いで、指定されたお題をこなすだけの実習だ。
チームは強さで分けてあるみたいだ。
私は自慢ではないが1番強い。
私のチームは順位だと30人中、3位、9位、14位、25位の5人チームだ。
3位はアナスタシアという子だった。
「私はアナスタシア・ラングレー・フォークロアと申します。アナと呼んでくださいね。以後お見知り置きを」
んんーーーでっかい!
何が?ってあったりまえじゃないですか〜
オッパイだよ!うん!でっかい!
「私はカミラって言います。平民の出ですが友達が欲しいです!」
と笑顔で言うと、アナスタシアことアナが何かボソボソと言っている。
「アナスタシアさんどうしたの?」
「前から思っていたのですが…カミラさん可愛すぎます!スタイルも顔も良い!完璧でわないですか!是非、お友達になりましょう!」
と突然肩をガシッと掴まれ前後に振られた。
「ちょ、ちょっと待って!あっ、やばい気持ち悪くなってきた…」
「はっ!か、カミラさん!す、すみません取り乱しましたわ。大丈夫ですか?」
「う、うん。多分大丈夫なはず…ウップ」
「自己紹介を進めていいだろうか?」と気の強そうな女子が言ってきた。
「私の名前はヴィオラ・グリフニル。一応貴族だけど平民だから貴族だからと差別はしない。」
と言うように自己紹介を行った。
ほかの3人は男子2人、女子1人だった。
私たちのチームは討伐系ばかりだったが、順調に終わった。
実習中ではアナスタシアは近接も魔法も出来るようで私と同じ中距離オールラウンダーだった。
ヴィオラは魔法特化で主に攻撃魔法をが得意なようだ。
結局討伐系の1番難しいものを選んだがすぐに終わってしまいつまらなかった。
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