第9話

放課後、先生から指定された時間に行くと先生はいたが、クソザコ・サリキン…あっ間違えた。コソザク・キンナリは来ていなかった。


ここにいる先生はマリン先生と他に男の先生が二人いた。1人は細めで魔術師感がある。もう1人は鎧を着ており、戦士っぽい先生だ。


「来ましたね。ハンスさん、クライズさん。この女の子がキンナリ子爵の相手をするカミラさんです。」


とマリン先生が紹介してくれたので一応礼をしておく。


「おう!よろしくな!俺はハンスってんだ!すんげぇ度胸のある嬢ちゃんじゃねぇか!頑張れよ!」と鎧を着たハンス先生が豪快に笑いながら挨拶してくれた。


「なるほど…これは…。おっと、失礼。私はクライズと言います。隣のハンスと共にもしもの時の対応をするために来ました。よろしくお願いしまね。」

と私の体を見ながら言ってきた。


するとまりん先生が

「クライズ先生何も言わずに見ていると変態と勘違いされますよ。」と言っている。


「これは失礼。カミラさんに質問をしてもいいでしょうか?」


「はい。大丈夫です。」


「私は魔力を見ることが出来るのですが、カミラさんから魔力を見ることが出来ないのです。一応Sクラスと聴いているので魔力はあると思うのですが…」


「あぁその事ですか。私は隠蔽系の魔法を持っているのでそれを常に使っているからですね。」


「何故ですか?」


これは聞かれるとは思っていなかったため、即興で嘘をついた。


「え、えーとですね。私は良く森へ理性のない魔物を狩りに行っていた時に魔力を消した方がいいと思って知り合いに教えてもらいました。」


「なるほど…ありがとうございます。」


そんな話をしていると、決闘をする相手が来た。


そして私は言葉を失った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る