第7話
次の日、自分で用意をして食堂で朝食を食べ、自分の教室へと向かった。
私は、Sクラスだった。
Sクラスに平民は私しかいなかった。
教室に入ると、貴族みたいな服を着た生徒が一斉にこちらを見た。
そそくさと自分の席を確認し座った。
私はカバンを持ってなく。いるかどうか分からなかったためインベントリの中に全て入れている。
すると、見るからに「俺は偉いんだぞ!」って顔した貴族の男の子が近づいてきた。
「お前!」
多分呼ばれているのは私だけど、話しかけるのにそれはないと思うから無視をする。
「お前!お前を読んでいるのだ平民!」
「え?私ですか?」
わざとらしく返事をしておく。
周りは「あぁーやっちまったな」って顔をしている。
「俺はコソザク・キンナリ様だぞ!何故平民がSクラスにいる!」
「魔力量が多かったからだと思います」
「違う!何故お前みたいな汚い平民と同じ教室で同じ高さの椅子になぞ座らないけないんだ!」
「学校だからだと思います。」
「うるさい!さっさと出ていけ汚い平民!」
「あーもー、汚い平民やら平民やらうるさい!私にはカミラって名前があるんです!この成金貴族!」
「なっ…お前…!許さん!お前に決闘を申し込む!立ち直れないぐらいに潰してやる!」
「別にいいけど、死なないでね?私が罪に問われちゃうから。でも、放課後にしてね?」
「逃げるのではないよな?!」
「なんで勝てる試合を逃げなきゃ行けないの?」
コソザクが何かを言おうとした時に、授業が始まった。
今回は授業というものはほとんどなく、ただ自己紹介をするだけだった。
印象に残ったのは、すごいスタイルのいい白髪のアナスタシアという女の子と、金髪の露出度多めのクライスという女の子かダントツで綺麗で強いと思った。
時折こちらを見ていたので、私も魔眼で見ておいた。魔力量は私の方が多いけど二人とも力が強く特にクライスという子は攻撃特化だと思う。
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