第6話

こちらに来てから初めての買い物に来ている。

来ているところは魔王城の下に出来ている街だ。魔王城を馬車で出ると門から直線に大通りがある。その大通りには大きな店が並んでいる。


魔王城を出てすぐの服屋に入る。

入ってみて、これはダメだとおもった。

学園で着る服を買いに来たのに、多分これは学園で浮く。

店に並んでいたのは、キラキラと光るものばかりで、こんなのを着ていたら目立ってしょうがないと思う。


「ほ、ほかの店にしよ!」

と言いながらメイドを引っ張り、平民が買うぐらいの店に馬車を走らせそこで買った。


周りを歩いている人達の服を参考にした。


父に相談をして、私は平民の出の魔族としようと言うことにしてもらった。

父とメイドは少し嫌な顔をしていたが、

「してくれないならお父様のこと嫌いになるよ!」と脅して?承諾してもらった。


平民風の服を多めに買い、メイドが持つと言ってくれたが、特殊魔法の中の「インベントリ」に入れた。


準備をしているうちに、3ヶ月はあっという間に過ぎた。


私の行く学園は人型魔族様に作られたところだ。

入学式には貴族はきらびやかな服を着るが今は平民なので普通の服を着る。

周りを見てみると、ツノのあるものや羽の生えたもの、獣人みたいな見た目のものなどの姿をした者が多いことが分かった。


入学試験とかはなく、入学したあとテストをしてクラスを決めるようだ。


入学式の代表の挨拶は私がするはずだったが、平民として入学するのでしなくて済んだ。


入学式が終わるとテストをして、次の日クラスを知らされ、その教室にはいる。


テストは、魔道具に魔力を流し多さを測る。その量でクラスを決める。クラスはS、A、B、C、Dとあり、魔法科と近接科がある。


私は魔道具が壊れないように調節しながら、流し込んだ。


その後、魔王城に帰るのではなく寮で生活するために女子寮に向かった。

寮で手続きをして、自分の部屋に入った。

寮には、クローゼットとベット、机があり本棚が置いてあるだけの部屋だった。トイレとお風呂は共同でお風呂は学年ごとで時間が決められている。

1年生は2、3年生が入ったあとなので遅めだ。

お風呂に入り、ベットに潜り眠りについた。


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