第6話 キャンプ飯を、考える。

 1週間前まで天気予報とにらめっこしつつ、キャンプ場を予約。

 その結果、小規模な割に色々と便利なサイトと判明。

 それから出発2日前までは、グッズの整理と積み込み作業と執筆をしつつ過ごした。

 残すは最重要課題、「ごはん」だ。


(洗剤使えるとか、本当に良いなあ……油の洗い物を素手でなんてやりたくないし……)


 かといって大掛かりなモノをやる気もスペックもないので、昼食は無難にフライパン焼肉に決めた。


(夜は……お鍋! 鶏肉と野菜の寄せ鍋! シメはうどん!! うどん食べたい!!)


 そうと決めたら即行動をとるのがほとんどな私は、車に乗ってショッピングセンターへと向かった。




 ******




 店内へ入ると、まずは精肉コーナーへ直行。


(味付き肉が良いな……調理の手間省けるし)


「ガーリックステーキ」の文字に、足が止まる。

 500円で200gほどと、文句なしのサイズと値段だった。

 次に探したのは、鶏肉。

(モモ1パックあればいいし、ちょっち大きかったら料理用のハサミで切れば問題ないね)


 こちらはほとんど迷わず見つけた。

 私は何か特別な嗅覚でも持っているのだろうか。


(これでけってーい! ああでも待って、お肉だけじゃもったいない……ニンジンとキャベツがあったから、焼きそばにしよう!)


 と、うどんと一緒にソース焼きそばも1パック購入。

 そのまま階を上がって100円ショップで電池や防犯用の南京錠(女子ソロには防犯ブザーと一緒に必需品とネットにはあった)を買い、明後日の当日に備えた。


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