第8話 心構え
6時37分
さて、何しようか?買ってきた物の整理…は運び入れる時にやったし、ご飯は、今食べ終わったし…………あっ、そうだ。ステイタスでまだ確認してない所があったはずだ。そこを見てみるか。
「ステイタス」
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NAME
年齢 17
性別 オス
種族
職業 テイマー
種族レベル 1Lv
職業レベル 3Lv 2up
HP 120/120(20up)
MP 96/140(40up)
筋力 3
防御力 3
体力 5
敏捷性 4
器用 11
知力 10
精神 8
魔力 7
振り残し:10
スキル
・我慢Lv3 ・睡眠耐性Lv5 ・隠密Lv1
・睡眠Lv1 ・思考加速Lv1 ・テイムLv5 up ・意志疎通Lv1 ・指示Lv1
SP 12
▽
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レベルが上がってHPとMPが上がっている
MPの方が大きく上がっているのはテイマーが魔術師寄りだっていうことか。
能力値の下にある振り残しという一文が増えている。前に見た時にはなかったはずだ。
おそらくそれを振り分けて能力値を強化するのだろう。どれに振るのか考え物だ。
まぁ、これは仲間たちが起きてからじっくり考えよう。
次にスキルの下にあるSPの数値。
おそらくこれはスキルを習得するための物だろう。
スキルを自ら選んで習得出来るのは嬉しい。今後の自分の生き方を明確に選択出来るのはありがたいし、ちからを得るって言うのはどうしようもなくワクワクする。
これも後で決めた方が良いんだろう。でも見るだけなら良いだろう。
SPのところを押せばいいのか?
押した途端、ステイタスをさえぎるようにして新しい画面が出てきた。そこには20個ほどのスキルとその横に数字が書かれていた
結構いっぱいあるな………でも内容がな…戦いに役に立ちそうなのはあんまりない。
大半は【料理】【掃除】【占い】【育成】【逃走】などの戦うのには関係無さそうな物ばかり。
ギリギリいけそうなのが【魔力感知】や【魔力操作】【生命感知】【強化魔術】【調教】【鞭術】だ。
【料理】【掃除】などは初めからあったスキルと同様に俺の経験からきているのだろう。【占い】や【逃走】もまぁ分かる。
それ以外はおそらくテイマーに成ったことで出たスキルだろう。【育成】や【調教】なんてまさにそうだろう。
これを見て確信した。
俺は一人では戦えない。
【鞭術】や元々あった【隠密】などで運が良ければ上手くいくだろうが、それ以上は見込めない。
まぁ、テイマーに成った時点で予想はしていたし、別にショックを受けた訳ではない。
ただ、俺は未だ目覚めない仲間たちがいないと生きていけない、と思っただけだ。
俺は仲間たちを大切にする義務がある。
俺が生きていくために。
仲間たちも生きているのだから使い捨てるようなことをしてはだめだ。
俺が生きていくために。
でも俺は生きることを優先する。
特に理由も目的もないが生きていく。
俺はそうする。他は知らん。
≪………知能が一定以下の生物の自動強化および種族名の命名……完了≫
≪「魔物」が出現します≫
おっ、やっとか
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