第5話 初テイム
よし。これで就職出来たな。
した途端にスキルを獲得したみたいだけど予想はしてたから別に驚くようなことじゃない。
とりあえず 確認しとこう
「ステイタス」
====================================
NAME 芦原
年齢 17
性別 オス
種族
職業 テイマー
種族レベル 1Lv
職業レベル 1Lv
HP 100/100
MP 100/100
筋力 3
防御力 3
体力 5
敏捷性 4
器用 11
知力 10
精神 8
魔力 7
スキル
・我慢Lv3 ・睡眠耐性Lv5 ・隠密Lv1
・睡眠Lv1 ・思考加速Lv1 ・テイムLv1 new ・意志疎通Lv1 new・指示Lv1new
SP 10
▽
====================================
よしよし。ちゃんと変わってるな
スキルも後ろにnewが付いてるやつが今回増えた分か
それも含めてスキルの確認と検証もしておくか
最初の5つは元からあったスキルはおそらくこれまでの行動とか経験を元にしているのだろう
自分らしいスキルだと思う
後の3つも テイマーっぽいスキルだろう
効果も大体は想像がつく
とりあえず一通り試してみるか
と言っても分かりやすそうな効果のやつがない。
【睡眠】はたぶん寝ている間にHPやMPを回復させるかんじだろ。
でも効果を試すには寝る必要があるし、そもそもHPもMP減ってないから効果が分からないと思う。
よって保留
寝たら分かるだろう
というか【睡眠耐性】の効果で眠れない可能性もあるし、もしかしたら【睡眠】がいらない子になるかも……
それにレベルも無駄に一番高い5だし……
でも耐性だから眠れる可能性も……
これ、オフに出来ないかね?
あっ、出来た
これで【睡眠】の効果も試せる。
【我慢】【隠密】【思考加速】は今の状況では発動させても効果が分からないもしくは発動出来ない。
でもなんとなくの想像はつく
【我慢】はおそらくHPがゼロになった時に耐えるとかそんなかんじ
【隠密】は隠れやすくなるとか気配がうすくなるとかだと思う
【思考加速】は文字通り思考が加速するのだろう
どれもこの状況では効果が確認しにくいものばかりだ
HPをゼロにするなんて絶対やりたくないし隠れても自分では分からない、同様に思考が加速してもこの部屋の中じゃ分からない。
よって全部保留
次は本命の【テイム】
テイマーになくてはならないものだ。これがないとただの無力な人と変わらない。
効果はおそらく魔物を仲間にする、従属させること。
他のと違い、明確に『戦うちから』だ。
まぁ戦うのはテイムした魔物だけど……
とりあえず効果を確認しよう
たぶん、これは魔物に対して使うことで効果を発揮すると思うので魔物に会わないと試せない。
でも魔物に会うっていうことは襲われる危険性もある
さて、どうしよう
効果を試すだけだから魔物じゃなくて普通の生き物でもいいんだけどなぁ~
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん(熟考中)
うん?あっ、これなら、いやでもこの部屋に居る生き物はアイツしか……
考えに考えた結果、おもむろに起き上がりこの部屋に一つしかない窓向かって、いや
その下に居るアイツに向かって行った。
そいつのそばまで行くと
おもむろに手をそいつに向けて突きだし、懇願するように叫んだ。
「頼むから成功しないでくれ!お願いだから失敗してくれ!『テイム』!」
悲壮感たっぷりの表情で後ろ向きなことを言った直後
「えっ!、ちょっ、マジでかよ!」
手が輝きだし、その光が波紋のように広がりそれと同じ波紋が目の前のアイツ…ゴキブリからもでていた。
≪……テイム成功≫
≪対象が仲間になりました≫
成功してしまった……
この日、芦原 帳は一匹のゴキブリを仲間にした。本人は喜んでいないようだが
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます