第81話 令和に逝く
やあ、おいらです。
「フランシーヌの場合はあまりにもおバカさん」
いきなり、見ず知らずの人に、あまりにもおバカさんと言われたらさすがのおいらも気を悪くしますよ。だいたいおいら、フランシーヌじゃないしさ。
ノートルダム大聖堂が燃えてしまったそうで、ヨーロッパったら石造りの建設物が多いから、あんなに燃え広がっちゃうって意外。各国からすぐに何百万ドルの寄付があったってさ。おいらが発狂しても一円足りとも寄付なんか来なかったというのにね。
ヨーロッパは石造り、日本は木造建築が中心だから、重要な文化財がすぐに燃えてしまう。もちろん再建されるんだけど、初代を知っているひとからみると、なんか違うらしい。仮面ライダー二号みたいなものだろう。わからない? じゃあ、二代目若乃花幹士だ。新加勢大周だ。
素人考えなんですけど、京都とかは中国の都を真似しているので、防火対策が割とできていたと思うのです。それでも燃えちゃったのは源平の合戦とか応仁の乱、松永久秀の発狂など、人為的なものだったと思います。日本の主要都市は京都のように碁盤の目のように作られているところが多いです。
ところが江戸の町だけがぐちゃぐちゃなのです。徳川家康は何を考えていたのか? おいらのおバカな脳で唯一考えられるのは防御です。江戸の町を作ったときは豊臣家は健在。島津、毛利、福島、上杉、伊達が結束したら平和な時代は終わり、再び戦乱の時代に逆戻り。そのために防御中心の町を作ってしまった。その結果が、火事と喧嘩は江戸の華となってしまったわけです。
さて、半月足らずで令和元年ですけど、平成元年を思い起こしてください。知の巨人や、大俳優、大物女性歌手が時代の終わりを告げるように消えて生きました。おいらはそれを恐ろしく感じていました。
で、令和です。すでに先走って何名もの偉大な方が冥土へ旅立たれました。これからも、「あの人が!」「この人が!」ということが起こるかもしれません。でも、それは元号が持った力、定めなのです。欧米の人にはわからない出来事なのです。
令和でどの有名人が一番最初に死んじゃうか、当てるゲームをやる? みんなが知っている人だよ。……決まった? さあ、せいので行くよ。せいの〇〇! なんだよ。言わないのかよ。卑怯者。おいらも伏せ字だけどね。考えようによっては人間、いつ死ぬかわかんないんだよね。それが、たまたま……でも、平成元年は異常でしたね。ということは令和もさあ。
前に令和は平成より災害が増えると言ったけど、令和の次の方がもっと悲惨な気がしてなりません。
では。
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