第44話 ジジイの本屋大賞批判⁉︎
やあ、おいらです。
なんか今、ネタの卵が二つあるんですけど、どっちを書こうかな? まあ、先に思いついた方からやります。あとのネタが書かれる保証は全くありません。おいらはメモを取るのが大嫌いなので、せっかくのいいネタをすぐに忘れちゃうんですよ。起きたては鮮烈に覚えていても、いつの間にか忘れてしまう夢のように……なんか、この下り、ミスチルっぽくない? そうですね、ないですよね。
正直、文庫読むので精一杯なおいらにとっては本屋大賞ってあまり興味がないんですよね。だいたい、おいらは書店員じゃない。現役の書店員のくせに、さらに今現在、バカ書店秋葉原支店の文芸書のリーダーも兼務している元妻なんか第一回から興味なさそうだったけどね。元妻は論外として、一応、文芸書や文庫の担当者なら抑えておくべきですよね。候補作をさ。たぶん、元妻に質問しても答えられないよ。ぬけてるよね。だからメンタル最強なのかもな。
で、今日たまたまさあ、候補作を知ってしまったんだけど、ほとんどが順当というかありきたりだね。面白いと思ったのは、脚本家、木皿泉の本だけ。知らない作家さんが一人。あとは笑点メンバー並みにおなじみの作家さん。それも、いかにも本屋大賞に熱心な書店員が喜びそうな名前だよ。深緑野分くらいか。見慣れぬ名前は。でも、年末の『このミス』で上位だったから、おいら知ってたよ。しかし、書店員は伊坂幸太郎が好きだね。おいらも大好きだけどさ。なんというか『ゴールデンスランバー』ですでに受賞してるんだから、もう候補にしなくてもいいと思うんですけど、毎年のように名を連ねてますね。おいら『ゴールデンスランバー』って伊坂さんの小説の中で唯一、全然面白くなかったんです。期待しすぎたのかなあ? 文庫で読まず、単行本で読めばよかったのかなあ。ほら、伊坂さん、すごく書き直しするじゃないですか。これは失敗したのか?
第一回の『博士の愛した数式』とか『夜のピクニック』なんてところは、直木三十五賞のアンチテーゼから始まった本屋大賞独特の選び方で良かったんですけどねえ『東京タワー』を選んだあたりから、直木賞と何が違うんだ! とか、もともとベストセラーの本を選んでどうすんだ! って感じになりましたよね。書店の売上向上を目指すには仕方ないのかな。でも権威に対抗しようと思ってたら、自分が権威になってしまったという、戦国自衛隊的な(すみません。おいらは未読です。高校の時、友達がネタバレしちゃったんです)結末を迎えている。こうなると、一部書店員のマスターベーションですな。バカ書店で、本屋大賞にのめり込み、「自分の名刺に本屋大賞のロゴを入れろ」と上司に直訴した磯野くんがその後、外商に飛ばされ、店売にすぐ戻されましたが、今は本のほとんどない、ヒビヤなんとかかんとかってよくわからない名称の、南とかいうデブ(!)なプランナーにバカ専務が六億円騙されて使っちゃったところの店長だそうです。本屋大賞の活動はしているんでしょうか? まあ、キライだったから知ったこっちゃないけど。
なんか、新井賞って、どっかの書店の女の人が個人で勝手に大賞を選んでるやつ。なんか、やたらメディアに取り上げられていますよね。エッセイ本も出されたとか。(黒猫屋さんが面白いって言ってました)もしそれが、おいらだったら今頃、天狗になってることでしょう。新井さんはどうですか? それにしても大賞に漫画を選んじゃうとは自由すぎ。新しい小説との出会いを目利きに頼ろうとしていた人々はきっと、ぎっくり腰になってるね。間違いない。
なに? ぺこり賞を作れだと。イヤですよ。いつも言っているでしょ。本は自分が気に入ったものを好きな時に好きなように読むもの。だから仮にぺこり賞があっても非公開だよ。おいらだけの一番さ……これって、ミスチルっぽくない? ああそう、違うのね。読者さまも自分の大賞に出会えるといいですね。それが『悪の権化 よろしくまぺこり』だったら、そしてあなたが若くて美しい娘さんだったら、おつきあいしましょう……ああ、夢か……。
では。
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