第26話 先の見えない世界地図

 やあ、おいらです。


 ショーケンの死については、朝、語った。でも忘れていた。『傷だらけの天使』をね。実は手元にBlu-rayがあるんですけど、第一話しか観てないの。なんかショーケンの声が小さくてさ、全然聴こえないのよ。それでイラついちゃってね。おいらの耳が遠くなったのかもいれないな。「あにきぃ」って言ってた弟分はさあ、相棒を取っ替え引っ替えして、威張ってんのにね。なんだかなあ。


 双羽黒が死んだんだって。五十五歳だって。若いね。あくまでも想像ですけど、不摂生な暮らしをしていたイメージが浮かんでしまう。双羽黒といえば、師匠、立浪の夫人に手をあげて、失踪。そして廃業。スポーツ冒険家なんていうわけのわからないこと言ってたけど、結局、格闘家になった。でもやっぱり、どうしようもなかったんだっけ? まあいい。それよりも双羽黒で強烈に覚えているのは、双羽黒が土俵際で粘る小錦を“鯖折り”という荒技で土俵に押しつぶしたことです。巨漢力士時代の始まりの幕を開く、恐ろしい取り組みでした。これにより、小錦の膝がぶっ壊れて、巨漢でもただの脆い力士になってしまったのでした。この取り組みがなかったら、小錦が最初の外国人横綱になっていたのではと思うと同時に、それまで年寄りの観るものだと思っていた大相撲が格闘技なんだとおいらは思い、観られる限りはTV桟敷に座り、月刊誌の『相撲』『大相撲』を買い、紙相撲まで作ってハマっていたものですわ。


 さて、プロ野球の開幕。セ・パ同時開幕というのがいいですね。一時期、パ・リーグが一週間早く開幕っていうことがあったけど、ヘンテコな気がしましたよ。あれは人気のなかったパ・リーグの苦肉の策だったのかな? 今はねえ、パ・リーグは、バファローズ以外、地元に密着していて、首都圏に三球団も集中しちゃってるセ・リーグより大いに盛り上がってるように思えます。バファローズはさあ、宮内オーナーがでしゃばりすぎなのと、大阪がフランチャイズなのに大阪府民、いや関西人はみんなタイガースファンでしょ? それにチーム名に唯一地名がついてない。近鉄の最後は大阪近鉄でしたよ。阪神と中日もちょっと怪しいけれどさあ、大阪神戸に中部日本と考えれば地域名だよね。苦しいか?


 さて、我がベイスターズは、久々に開幕戦勝利ですよ。その前の記憶は全くないな。三浦大輔の開幕戦七連敗の珍記録は有名ですよね。

 まあ、おいらは三時間以上じっと野球を観ていられない性格なので、途中で『ぴったんこカンカンSP』にチャンネルを替えちゃったんですけどね、なんか久本雅美の豪華大マンションをやっている。久本はアレなんで嫌いなんだけど、安住アナウンサーとの息があっているので笑っちゃう。ただ、高田純次は下品だからいらない。彼はドラマだと、とってもいい演技するのに、なんで変に張り切っちゃうんだろう。七十すぎてんだろ? 視聴者にウケてると思ってるのかな? 次に薬丸裕英の豪邸に行く、安住アナと久本。ねえ、なんでシブがき隊をやると、あんな大きな家が買えるの? なんで元アイドルの奥さんをもらえるの? 今こそ、高田純次よ薬丸邸をめちゃくちゃにしてしまえ!


 ああ、表題の意味がわからない? そうでしょうね。おいらもわからない。でもさあ、キチガイジジイがアメリカ合衆国の大統領をやってたり、社会主義国家が世襲制だったり、独裁体制だったり、一番危ない中東地域に石油がたくさんあったりさ。未来が読めないのだけは確かだよ。

 では。

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