第25話 死んだ

 やあ、おいらです。


 ショーケンが死んだ。


 グループ・サウンズの時のことなんて知らない。

『太陽にほえろ!』のマカロニ刑事。最期、立ちションした直後に通り魔に刺されて、あっけなく死んだ。かっこ悪い死にざま。


 奇行が目立って、四回も逮捕された、怖い人。


 なぜか急に丸くなって、バラエティにも出演していた。


 病気を隠していたのか。


 おいらは、決して彼のこと好きじゃなかったけれど、強烈な印象が残る。


 愚か者よ。


 今日からしばらくは花冷えのようですね。桜の花が長く見られて、いいんでないの。

 ソメイヨシノってさあ、ほとんど白くて、ほんのりピンク。他の桜とは何かが違う。山桜なんて、結構、色が濃い。ソメイヨシノは少女で山桜は熟女だ。『大吟醸 山桜』『関脇 山桜』『花魁 山桜』……言ってみたかっただけとです。ヒロシです。

 ソメイヨシノ。可憐な少女の時は短い。パッと咲いて、パッと散る。極めて女性的だ。少女趣味だ。彼女が実はクローンだなんてねえ。なんとなく知っていたけど『ひるおび』で気象予報士の森さんが言うまでは正確には知らんかったよ。だったら、接ぎ木、挿し木をどんどんやって、未来にソメイヨシノを残せばいいのに、あまりそういう話は聞かない。聞くのはカミキリムシの一種にやられて、ソメイヨシノが伐採されていく話ばかり。それに前々から思っていたんですけど街路樹のソメイヨシノの枝が無慈悲に切られていく。交通上の問題だとは思うけど、枝を切られたソメイヨシノは風情が全くない。


 愚か者よ。


 前にも書きましたが、季節の変わり目というのは、おいらのようなキチガイでなくても、自律神経をやられて、心身共に変調をきたしやすい。特にその中でも冬から春が一番キツいように感じる。冬ってのはいくら暖房を使っても、やっぱり寒いです。いろんな病気が表に出なくても体に蓄積される。それが春になって、一気に芽吹く。春っていっても四月の中旬くらいまではそんなに暖かくないですよね。でも、心がウキウキして薄着になっちゃうから、ますます、病気が出てきちゃうのではないでしょうか? ああ、あいにくおいらは医師免許を剥奪されていますので、あくまでご参考まで。お薬の処方はできませんよ。


 愚か者よ。


 ここから、尾籠な話になります。ドラゴンズあたりに新外国人ビロウとかいそうですが、いないそうです。とにかく、そういうのがお嫌いの方はここでさようなら。

 おいら、頑固な便秘だって話は、前にもしましたよね。それがねえ、たまに外出すると、腸が動くのか知らないけれど、降りてきて困るんですよ。病院とか、キレイな商業施設にいれば問題ないのですが、何もないところとか駅の中だと地獄です。おいら、なんと潔癖症だから、駅のお手洗いはムリ。もう、おウチまで地獄のガマン大会。そこで編み出したのが、「お腹、持ち上げの術」下腹部を両手で持ち上げるのです。そうすると一時的に便意が下がります。長くは持ちませんがね。


 それがね、二、三日前からおかしいんですよ。下痢とまではいかないんですけど、お小水するともれなく大便がついてくる。オナラのつもりが大便がついてくる。危険です。迂闊にオナラができません。そのうち、お腹も痛くなってきて、破裂しそう。たまたま、ガスピタンが残っていたので飲んでみたら、なんと治った。はて? この病名は。


 愚か者だ。


 では。

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