第8話 今日はお年寄り、たくさん死ぬよ

 やあ、おいらです。


 ああ、おいらも死ぬよ。寒いったら寒い。昨日との気温差がさあ体を攻め立てる。それに低気圧も攻撃して来るでしょう。ヤバイわよ。

 全然お布団から出られない。ハルヒも読めない。小説なんて書きたくない。でね、たまたまTVで『笑ってコラえて』の再放送をやっていて、最後の方だったんだけど、カジポン・マルコ・残月さんという人の紹介をしていて、最初はゲラゲラ笑っていたんだけど、最後は泣きそうになっちゃったよ。危ねえ危ねえ。おいらは悔し涙しか流さないと決めてるんです。

 まあ、この人は簡単に言うと変な人なんだけど、芸術家へのリスペクトが純粋で半端ない。それで、著名人の墓参りをするためにお金を貯めて、世界中を巡ってるんです。最初は、敬愛するドストエフスキーの墓を参るために昔の社会主義国家、ソ連にまで行っちゃうってさあ、もうそれだけで、おいらびっくり。そして、柵の中に勝手に入っちゃって、お墓に触れるの。その瞬間! でCMに入ったから、てっきりソ連兵に狙撃されたのかと思ったら、身体中に雷を受けたような衝撃があってってさあ、それはドストエフスキーが降りてきたんだよ。すげーな。一途になれるって素敵だ。おいらは、いろんなところに目が行っちゃうから、集中っていうものができないの。本当に全てが中途半端で、イヤになる。若いうちにどれか一つに決めてやってたらなあ。不器用だけど、器用貧乏。デブだけど、八方美人。阿呆らしい。


 さて、おいらは広義のミステリーを十五年近く読み続けているのですが、どういうわけか、警察ものが嫌いなんです。理由は全くわからない。あえていえば、階級社会、キャリアとノンキャリとかいうのがステレオタイプって言うのかな、テンプレって言うのかな? 思い当たるのはその辺りです。唯一面白かったのは佐々木譲さんの『警官の血』。警官一族三代の歴史、初代の死の謎みたいのが、恐ろしく面白かったです。でも、続編はつまらなかったな。タイトルも忘れてしまった。北海道警シリーズも『笑う警官』はまあ読めたけど、おいら、登場人物の性格とか履歴をすぐに忘れちゃうので、続編を読んでも、それに対するフォローがないから理解が薄くなっちゃうの。だから、もう読まない。笹本稜平さんも冒険小説はものすごく面白いのに、警察ものはさあ、かなり苦痛だったなあ。一冊でやめたよ。笹本さんは冒険ものだけを書けばいいのになあ。四月に出るのは警察ものだよ。買わないよ。大門剛明さんは最初に読んだ『テミスの求刑』が最近では一番面白かったから『両刃の斧』は警察ものだったけど、いけるかあ! って期待したけど、そんなに面白くはなかった。

 まあ、性に合わないんですね。そう言うこと。


 ああ、フォロワーさんなんですけどね。まあ、そんなに多くはないけれど、おいらにも、それなりにはいらっしゃるんですけど、いまはもう活動していない方が三分の二くらいいるみたいなんです。おいらの性格的に、やめるなら、立つ鳥跡を濁さずで、退会すりゃあいいのになと思いました。個人の勝手でしたね。余計なことを書きましたわ。だって、そういう人はこの駄文を読むことないですからね。バカだな、おいら。

 では。

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