#6 生徒会の人達と友達のお見舞い
次の日・・・
瑠美はベットで横になり、天井を見ていた。
何十分も雨の中、渡り廊下に座っていたせいか風邪をひいてしまった。
朝は学校に行く予定だったけど、瑠美の弟の瑠稀に止められてしまった。
「生徒会の皆大丈夫かな・・・特に桐谷・・・。」
何もすることがなく、ベットに横たわり天井を眺めていた。
親は仕事で今は海外、弟たちは学校や保育園に行っている。
そのため、家はすごく静かだった。
そんな時、急にチャイムが鳴った。
誰だろうと思い、ドアを開けたら生徒会の皆だった。
「かいちょ~~!!大丈夫ですか?!」
第一声を放ったのは桐谷だった。
その後ろには生徒会の皆と友達の
「瑠美が風邪ひいちゃったから桐谷落ち着かせるの大変だったんだからね!」
と、朱音に怒られた。
確かに、面倒なことになってそうだった。
そして、桐谷に
「死んだわけでもないのに泣くな!桐谷!!」
と、言った。
桐谷は
「はい!!」
と、涙をぬぐって元気な声で返事をした。
「瑠美、今回も両親は海外出張なの?」
と、凛に言われた。
親が海外出張するのは家では普通だった。
そうゆうときに凛と朱音はいつも助けてくれた。
「うん。今回は長いんだって。」
凛は心配そうに
「弟の迎は私たちがやろうか?」
といってくれた。
でも、さすがにそれは迷惑をかけすぎだからいつも断っている。
だから、今回も断った。
「じゃあ、私たちは帰るね。お大事に」
もうちょっと話したいと嘆いている桐谷を抱きかかえて帰っていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます