「聖夜」の悲劇ーー②

一度帰宅する前に、何回か右折したりして、つけられないようにする


そして、からの帰宅

「はぁはぁぜえぜぇ」

黒がなぜか疲れているーーっていうか、うえにいるのは「いそがし」ではなく


「ひだるがみ」-ひだるがみとは飢えて死んだ人が妖怪化したものであり

取りついて「空腹」にさせ、最悪死なせる

「クロ、手に「コメ」って5回書いてなめろ」

それをしたくろへいきになった


自分もそれをしたらすぅっと消えるーひだる


「なんてやつだ、、、、、なんてこった」

<いそがし>だけじゃなくてひだるもかい

もう一回、街中を滑る

すると


「寒い、、、寒い」--ブルブルに集団で疲れ

しもやけになっている人がいる

目をつむって死にそうだ

ーー「塩」を投げる

「きえええええええええええええええ」

取りつこうとする

「無駄だ」

この六年で―呪術を習った

「なうまくさんまんだばざらだんせんだまかろしゃだそわたやうんたらたかんまん

おんころころ、せんだりまそうぎそわか

「観自在菩薩、行深般若。。。」

呪文を無駄に続け――それでも聞く

そして、一番の「術」をかける

「ひふみよいむなやここのつとお、ももち、よろづ、ふるへ、ゆらゆらとふるへ」

「ぶるぶる」が消え―っていうか逃げ、集団が治る

でもそれだけだーーーいくらやろうと焼け石に水

そう、そうなのだ

根本的な解決にはなっていないーー「、、、どういうことだ、この町にこんなに<いそがし>っていたのか」

ーーもし「鎮守の森」からにげだしてるのなら「金神様」が忠告するし、止めようとするはずだ

「金神様も神だからだ事実

金神様も「集団」の治癒をしたり、

「敵」を負うのに、本体を分裂して、分裂体とともに「鎮火」にいそしんでいるものの

そううまく入ってないのが「現状」である、それはそれでいいのだが

ありがたい話ではなる

なぜなら「金神様」がいないとそうそうに、「崩壊」してたからだ

いっけん、いっけんに集中できる

何の手掛かりもない今はもうそれしかやれることがないのだから

それでいいのだ

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