2章ー、消された十字架、プロローグ

「あの、すいません」


「糸」から教えてもらった「罠」をどかす途中で、20代くらいの青年と出会う

「はい、どうしました」

「実は、、あの、、、そのええと、、、姪を助けてください」


四雲鋼牙(しぐも、きば)というらしい、その青年は年の離れた姉がいて


「姪」というか、「妹」のように育ってきた女の子がいる

「私は、父の後妻のこなんですけど、、、」

鋼牙さんは、客室でーおせんべいと抹茶を飲みつつ語る


「変なんですよ、「姪の顔がしらない女の人の顔になって」それで、姉が


これは、「私の曾祖母の顔だって」いいだして、、、父の前妻とは「離婚」したのが、浮気が発覚した15年前で、その当時私は生まれてなかったので」


「ん、20代くらいじゃないんですか」

頭をかく青年

「ははは、よく実年齢より年上に見える、ってよく言われます」

ーそして、顔を引き締め

姉一家はクリスチャンなんですが――、「十字架」が、いきなり凍りだしました


そして、その時「妹」の顔が無表情で、-「姉」いわく、おばあちゃんは氷が苦手で、半ばトラウマと化してて

「必ず悲鳴を上げるっていってましたし、なんていうかその無表情が空虚、とでもいえばいいんですかね」

――空っぽなんですよ、それから「読経」の音、若い女の甲高い声まで

してきて

ー先日、家の家具が持ち上がったんです

「はぁ、、、そしてなんでまたうちに」


「-お噂は聞きました、日本呪術協会から来た凄腕のプロなんですよね

-、いつも怖い顔して、怒鳴りつけてくる

松山美里さんから聞きました」

ーー「既知」の心にクリーンヒット

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