指切げんまん

あなたが「ママ」からもらった御本をもってきてくれる


「瓜子姫」--予想通りだ、そしてそれを入れたのは、簡単に言うなら

昔のパズル的な

決まった順番で開けないと、あかないようになっている


だが、この順番を予想通りーそして、「未知」の手のもとにぱぁーと輝く本

知っている、そうそうじゃなきゃいけない


並行世界でなく、この世界の血縁関係でしか光らないようにセッティングされた本

懐かしい

「はい、どうぞ」-受け取る

「ありがたく受け取りました姫」

「もうからからかわないの、お姉さん」」

うやうやしくうけとると、腰に手を当てて怒られた

だがーやっと手に入れた


この「瓜子姫」重いーなぜなら、通常の瓜子姫のあとに、日記があるからだ


そしてこの日記はー血縁関係のものから渡されなければ見れない

トップシークレットのものになっている


だから本当に、ありがとうだ、有難うなのだー「糸」と「砲手」がきまずそうに見る


それはそうだろう、なぜならー呪符をかいたのは、女主人(ミストレス)でも、実行したのは「糸」と「砲手」だからだ

(この世界の、ややこしいがそういうことだ)

というか、もうややこしくない方法ないんじゃないかって気がしてきた


それはそれでいいとして、さぁ、「罠」についておしえてもらおうか

ーーー初めから、こうしていればよかったんだ、という気持ちを隠しつつ

聞いてみる

「それはわたくしから、話しましょう、粒子」

タキシードを着た老執事が話すーー、なお、雇われた側も

その能力からつけられた名前で呼ばれている

「粒子開放」=「既知」異能だから「粒子」なのと


はたから見ると、わかりやすいからそのほうが

やっぱりシンプルイズベストである

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