子奪い

とりあえず、「糸」「砲手」とは意向のすり合わせができている


「骨」「狩人」とは洞窟を出て、「金神様」と話をする前にー会話を交わした


すべてを打ち明け仲間になってもらったーー残るは「悪夢」「2重」だが、


ーー鎮守の森に封じられている、悪魔、妖怪たち、そして本来の目的である

「絵」に対抗する力

など、、、やらなくてはいけない、仕事は多くある

だから、まずは「妖怪」について調べる


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もともと、九州は、平家と源氏の争いの時、おちのびた平氏が逃げてきたというのがある


ーー南九州ではないが、「平家蟹」などがある、ただ、その中でこういう話がある


ー昔、平家の平清盛には妾がいて、ちょうど合戦の時9か月だったと


船に乗り込んできた源氏によりーー槍を腹につかれ、中から赤ん坊を取り出し

へその緒で首を縛り殺し

腹を裂かれた女は、赤ん坊を抱えたままー源氏の一人が、海に落としーー海底に沈んでいった


だが、その女は「妖怪」とかしー九州の地をさ迷い歩き、赤ん坊を盗むと男なら15(昔の成人)

女なら12,13になるまで絶対に村へは返さない


人はその妖怪を恐れ、こう呼んだ――「子奪い」、と、、、「子奪い」は

子供を取り返しに来た村人39人を、かぎ裂きで皆殺しにした怪物


ーー白い髪、赤い瞳、青白い顔の30代くらいの女

その時であるーーぺろりと耳もとでなる


ーーーああ、そうだ、この地域の怪異を一つ忘れてた

「ペロリ太郎」--尽きることのない食欲の権化


人肉を食らいーー人から妖怪と化した男

「おなかすいたぁ、お前おいしそう」

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