大野志保は謝りたい

大野志保の仲間ははしゃいでいる

そこは学校―――この世界は、科挙制みたいなものである、試験さえ通れば

元浮浪者でも関係ないが

それでも待遇に差がある

それだけではない、なぜ無理して学校に入れたのかそれは

浮浪者のような生活を耐えられないだろうと思われたのだ

(すまない、、、私が守れなかったせいで)

オンばっかり募っていく

返せてるのだろうかイヤー返せてないだろう

せめて、学費だけでもと思ったがもう振り込まれてあるという

住み心地はいいだろう

なんせ最高級だからーーでもそれは、大野志保とこうがみの差それを見せられた気がする

結局、はだしで街を歩くこともーあまり栄養価のない食事に対する耐性

そういうすべてが劣ってると感じる

事実ではある、だがこうがみはまたそれを特に威張りも皮肉りもしないだろう

そのことが胸を刺す

習ったのはーー貴族―武士ー町民―農民のヒエラルキーの中で貴族化武士クラスではないと生きていけないだろうと思われたこと

――だが捨てられない

とにかくあいつ(こうがみ)は気にしはしないだろうし、特に恩着せがましくはない、、、だから気にしなければいい、仲間たちのように

ーーでも、できない

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