抵抗軍について、2

大野志保にとって、毎日は絶望だった

やるせなかつた

抵抗軍とはー一人の術師が作り上げた組織だ

町に結界を張り、術師が呪符にかけられた人々を救う

、、、ただ、術師が過労死してしまった

頼りすぎたのだと思う

 以下に、術師といえ神ではないのだから、だがその少し前に

この町の人は激情にかられあの「教団」と戦い

、、、、、帰ってこなかった

志保は昔から、いや生まれつきの能力がある

使いすぎると頭が痛くなるそれは、「人の感情や思考を読み取る力」

 人の感情は視覚で見えてるわけではない

触覚だーー感情や思考が肌に来る

しかし、教団と戦わされたのはなにも元からいた連中だけではない

 志保たちだって駆り出された

いっだって、周りに人を助けようとして

知り合いがーー貫かれていくのを見た

、、、抵抗軍は、毎日死んでいった

泣き叫びたかったーー肌にまとわりつくしを憎しみを恨みを脱ぎ去りたかった

でも、ぬぐえなかった

 今の抵抗軍は、弱いーー本当はもっと昔からヒーローが欲しかった

彼女がヒーローかどうかは知らないが

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