100日。3

「いよーっす、遊びに行こうぜぇこうがみぃ」

なれなれしくなったーー金田

「楽しんだもん勝ちだぜぇ、人生はよぉ」

肩をゆすられる

「金田さん、こうがみさんが困ってます」

「なんだよ,裕―別にいいだろ」

暴君理論である

あの出会いの夜から八拾日(はちじゅうにち)

 二人のせいで回りから浮いてる気がする

それと、結局何の手掛かりも見つからなかった

そればかりか、あの賭博やまで

「、、いや考えるな、どーしょうもねぇそれより今は一人アソぼ、、、」

首根っこをつかまれ引きずられる

「金田さん、離してください」裕も体をつかむ

足も引っ張られる

「すいません、引きちぎれますいててててて」

なんとか真っ二つは避ける

「よし、刺身でも食べに行こうか」

「刺身とは何ですか」

「くいもんだよ」「そうですか食べ物ですかそれでは行きましょう」

100日間は手を出してはいけないんだろ

話が早いすねぇ、その通りーーまだ、魂が定着しきっていない

定着しなければただの人形(ひとがた)

何の反応もしなければ、動きもしない、でも100日すれば定着して

 完璧な人間になれる

そうすれば、あとは好きなようにしていいさ

(この技術長い間、伝説だと思っていたがーーいったいこの子の世界で何が起ころうとしている、、、、何がはじまろうとしているんだ)


わからないのが恐ろしい

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