100日。3
「いよーっす、遊びに行こうぜぇこうがみぃ」
なれなれしくなったーー金田
「楽しんだもん勝ちだぜぇ、人生はよぉ」
肩をゆすられる
「金田さん、こうがみさんが困ってます」
「なんだよ,裕―別にいいだろ」
暴君理論である
あの出会いの夜から八拾日(はちじゅうにち)
二人のせいで回りから浮いてる気がする
それと、結局何の手掛かりも見つからなかった
そればかりか、あの賭博やまで
「、、いや考えるな、どーしょうもねぇそれより今は一人アソぼ、、、」
首根っこをつかまれ引きずられる
「金田さん、離してください」裕も体をつかむ
足も引っ張られる
「すいません、引きちぎれますいててててて」
なんとか真っ二つは避ける
「よし、刺身でも食べに行こうか」
「刺身とは何ですか」
「くいもんだよ」「そうですか食べ物ですかそれでは行きましょう」
100日間は手を出してはいけないんだろ
話が早いすねぇ、その通りーーまだ、魂が定着しきっていない
定着しなければただの人形(ひとがた)
何の反応もしなければ、動きもしない、でも100日すれば定着して
完璧な人間になれる
そうすれば、あとは好きなようにしていいさ
(この技術長い間、伝説だと思っていたがーーいったいこの子の世界で何が起ころうとしている、、、、何がはじまろうとしているんだ)
わからないのが恐ろしい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます