第7話また婚活パーティーに行ったってよ2

まさかの芸人魂を開花させたわたしは、

場を盛り上げることを徹底し、

趣味が異なる人とも楽しく話をすることが

できた。

(あくまで、わたしの主観なので、

相手はどうだか分からないが)


何人か目に、この日史上最大のイケメンがやってきた。

顔小さい、背高い、ちょっとクールっぽい。

洋服のセンス◯


わたしごときでは手が届かない、神聖な存在であることは重々承知していたが、イケメンと話せて癒された。

ちょっと人見知りなところもポイントが高かった。


そんなこんなで、7人か8人くらいと話し終えて、中間のアピールタイムである。

カードに気になる人を上位6名まで書く。


前回、妥協して書くのは良くないと学習したので、爽やかくんと…人見知りイケメンを書いてみた。


そして、恐怖のフリータイムである。

司会の人の、「全員起立してくださーい」の合図と共に気になる人のところに

突撃するのである。


爽やかくんとは、同じ席でずっと話してたので、別の人とも話したいと思ってたら申し訳ないなーと思い、人見知りイケメンの様子を確認すると、既に別の女子とお話中だ。


他に話したい人もいないし、

やはりぼっちか…と思い、席に戻ったところ、爽やかくんが来てくれたのである。


これは、印象は悪くないってこと?と

淡い期待を抱きつつ、楽しくお話。

そして、1回目のフリータイムが終了した。


2回目は絶対に相手を変えてくださいねと言う指示があり、周りに目を向けると、人見知りイケメンがフリーになっているのを発見した。


アラサーは、いそいそと近づき、おばちゃん根性丸出しで、「お話ししませんか?」と聞いたところ、オッケーしてくれ、癒しの時間を過ごせた。

イケメンオーラで荒んだ心が浄化された。


今までの自分だったら絶対に

自ら声をかけることはなかったので、

レベルアップを実感した。


そんなこんなで、完全自由のフリータイムは、無事にぼっちにならずに済んだ。

めでたしめでたし。


そして、中間アピールタイムの結果が配られた。


爽やかくんは、

わたしの番号を書いてくれていて、

テンションが上がる。


あと一人アピールシートにわたしの番号を

書いてくれた人がいて、

ありがたいなぁと感謝の気持ちでいっぱいになった。


その後はスタッフフォローの元、指名された席に行ってお話タイム。

そこでも、爽やかくんとお話しできて、

だいぶ打ち解けてきた感じだ。


そして、もう一人わたしと話したいと

言ってくれてる人がいて、最後はその人と話して終了。

タイプではなかったけど、わたしが芸人魂を発揮させる間もなく、盛り上げ上手で楽しかった。


そして、最後はカップリング希望の人の番号を書くのだけど、もちろん、わたしは、爽やかくんの番号を記入した。


大々的な発表ではなく、封筒の中に結果が入っていて、カップリングの有無が分かるらしい。

さて…。どうなるか…。

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