第6話また婚活パーティーに行ったってよ
また懲りずに婚活パーティーに行ってきた。
前回の反省点を踏まえ、
27歳から37歳までの女性が参加できる
パーティーにした。
20代がいる時点で既に負け戦である。
だが、諦めが悪いアラサーは、
同年代の中でどれだけ戦えるのかを
確かめずにはいられなかった。
よく調べもせず、
年齢だけに絞って選んだので、
フリータイムがあることを
申し込んでから知った。
最初にも記載したが、
わたしは可愛くも美人でも
愛想が良いわけでも、
話が上手いわけでもない。
どちらかというと可愛げのない、
ただのオタクなアラサーなのである。
これは、ぼっちになる可能性が高い!!!!
いや確実にぼっちになる!!!
その光景を想像して泣きそうになったが、
キャンセル料が高いので、何とか行った。
駅近の、とあるビルの中に会場はあるのだけど、少し入り組んだところで、
迷って到着がギリギリになってしまった。
googleさんのお世話になったにも
かかわらず、安定の方向音痴ぶりである。
会場は半個室に分かれていて、
自分の渡されたネームプレートの番号に
案内された。
既に男性が座っていたので、
軽く挨拶をして、座る。
チラッと見たところ、爽やかな感じだ。
プロフィールカードを記入し終えると、
司会の合図と共に、半個室で1対1の
トークタイムである。
3分程度話した後、男性が次のブースへ
移動するという流れで進む。
最初に話した人とは性格や考え方も一致し、
とても話が盛り上がった。
年下だったが、適度に落ち着きがあり、
空気感がしっくりきたので、
この人が良いと直感で決めた。
その後、乗りに乗ったわたしは、
場を盛り上げなければという、
芸人魂を開花させることになる。
場を盛り上げる=笑いを取る
という間違った方向に使命感を持った
わたしは、女子力とはかけ離れた
オタク気質丸出しの趣味の話をしていた。
皆さん、大人なので優しく聞いてくれ、
それなりに話は盛り上がったが、
多分、いや確実に引かれただろう。
そのオタクな趣味は、
身バレするのでここでは控えたいと思う。
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