　さて、突然ですが、カクヨムにはＤＭ（ダイレクト・メッセージ）がありません。なので、作者にプライベートでメッセージが送れないのですね。

　時々不便だなーということがあります。レビューのお礼とか、誤字脱字報告とか、そういうのが送れないのです。

　なので、適当な近況ノートのエントリーを選んで、それにコメントをするということになりますが、作者が近況ノートを使っていないと、全く手段がないことになります。それに、ノートの内容と関係ないコメントを書くのもはばかられます。

　次に、私的には関連している件だと思うのですが、応援コメントの返信が一度しかかけません。読者の応援コメントに対して、作者は一度しか返信できない。そして、作者の返信に対しての返信もできない。非常に潔いシステムなんですね。

　編集はできるのですが、どうも編集しても作者様へ通知が行かないようですね。なので、追記とかしても作者様に気づいてもらえない。

（すみません、誰か応援コメント書いて保存、さらに編集・追記して保存していただけませんか？　通知が本当に来ないのか確かめたいです！）

　どちらの件も、ユーザーの立場からしてみれば非常に不便のような気がします。

　さて、システム屋の立場で見てみれば、理由が推測できます。

（あくまで、私の推測です）

　ＤＭ自体の機能の実装は別に難しいことではありません。それをあえてしない。カクヨムは、恐らくＤＭにまつわるトラブルを避けたいのではないでしょうか。そして、返信を限定することで、余計な炎上を避けたいと。

　ＤＭでプライベートでメッセージが送れるとなると、見えないところで作者に不快なメッセージが送りつけられることになる可能性があります。そこからユーザー間の問題に発展しかねない状況が起こらないとも限らない。運営はそんなトラブルを対処したくない。

　返信も限度がないと、やりとりの応酬になりかねない。

　システムを開発するにあたってよくあるパターンです――あえて機能を提供しない。なぜなら、その機能にまつわる対応ができる人員・部署がないからです。まあ、それはそれでありでしょう。

　さて、カクヨムの場合、機能を提供しない代わりに、良いアイデアを思いついたようです。

　自分たちでできないなら、他者（他社）を使えばいいじゃないか。

　プロフィールの設定で「Twitterアカウント」を設定できます。

　そうすると、作者プロフィールページの作者名のすぐ下に、ツイッターへのリンクが表示されます。アイコン付で。

　一見して今時当たり前じゃないかと思うでしょう。

　実は、ツイッターにはＤＭの機能があります。

　そう、カクヨムは、ＤＭの機能をツイッターに丸投げしているんですね！　そうすれば、何かあっても、それはツイッター使用上でのトラブルで、自分たちには関係ない！　クレバーです。

　私的にはそれはありだと思います。

　一つだけ問題があるとすれば、全ての作者様たちがツイッターを使っているというわけではないということですか。

　ツイッターはいろいろ問題もありますが、基本的には交流にはもってこいのメディアだと思います。

　作品の宣伝も手軽にできます。使わない手はないと思います。

　読まれないと嘆くよりも、せっせと広告です！

　ツイッターアカウントを持っていないあなた！　ぜひ登録してはいかがでしょうか？　ぜひ交流しましょう。

（私は別にツイッター関係者ではありません。単に、交流・連絡手段を増やしたいだけです！）

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